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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2004年11月18日

ゲーム内恋愛が欧米でもトレンドに?

まー、BLOGの更新状況を見ていればバレバレなんだけど、今年は春から秋までずっと忙しかったんですよね。そのせいで今ごろになって、あれこれ情報収集
に励んでいるのですが、ゲーム内恋愛が欧米のゲームでもトレンドになりつつあるんでしょうかね? 前からあるにはあったんでしょうけど、このところ目立つ
なあと感じます。
Singles「Sims」
の大人の恋愛版というふれこみのソフト。見知らぬ2人が1つ屋根の下で共同生活を行うという同居生活シミュレーション。ロマンチックからエロチックへ……
セクシャルな表現もあります。これが出た当時は、「こういうのも出るようになったのか」ぐらいの感想でしたが……。日本版ではかわいい(?)女の子キョウ
コちゃんが追加されていますが、これ、どう見ても日本人じゃなくて、あそこの国の人……。
Playboy:The Mansion
雑誌「PLAYBOY」の創刊者にして、稀代のモテ男、ヒュー・ヘフナーになって、雑誌を出版し、女の子たちの写真を撮影し、有名人を集めたパーティを主催するゲーム。有名人はわがままぞろい。好みのちがう彼らに食事や女の子をあてがって、満足させないといけない。

Leisure Suit Larry約10
年ぶりの続編で、初めての3D化。
「女の子とダンスする」「カクテルをすばやくミックスする」「飲み比べする」「テーブルテニス」などのミニゲームをこなして、女の子の好感度をあげてい
く。ミニゲームをこなしていって、女の子と仲良くなるというと、「きみしね」に通じるところがありますね。「きみしね」はもっとバカゲーセンスだし、いや
らしい感じは抑えてますが。
Sprung
北米におけるDSの初期タイトル。Sims系恋愛ゲームとは違って2Dのデートアドベンチャーで、2人が会話する時に上下画面にそれぞれの表情が表示されるという変わったシステム。これは男性と女性の主人公がいるみたいです。まぁどっちも日本人が好む絵柄ではないんですけど。
それにしてもDSというハードは、ゲーム開発者になんとなくエロチックだなと思われてるんだろうか? プラットフォームホルダーが任天堂でさえなければ、一気にそっちに流れ込んでしまいそうな気も。PS1時代のSCEぐらいのバランス感覚が理想なのかも。

Grand Theft Auto SanAndreas (PS WORLD コラム)
あのGTAも、恋愛要素を導入。ボクが遊んだわけではないので、どの程度のボリュームかは今ひとつ不明。じつは、この記事を書くきっかけが「GTAでもこういう要素を取り入れるほど、メジャーなニーズがあるのか?」と思ったから。
> 恋愛できる(意表をついたフィーチャーだが、ゲームのなかで彼女をつくることができる。
> 彼女とデートを重ねて親密度を上げていくのだけど、放っておくと「ワタシ淋しいの」
> などと電話がかかってくるなど、とても芸がこまかい(笑)。

4Gamer.net ウォーレン・スペクター氏の語る「ゲームストーリー」
た、今年のGDCで、「The Love
Story」という講義が行なわれています。もし自分がラブストーリーのあるゲームを作ったらどうなるか?を有名クリエイターが企画発表。「Star
Wars
Galaxies」のラフ・コスター氏や、ウィル・ライト氏が参加して、ハーレクイーンロマンスの要素をいれたMMORPG、「Battlefield
1942」と映画「カサブランカ」を組み合わせた「一人称視点のキスゲーム」などのアイデアが披露されたそうです。まぁ、この講義はお遊びのノリが強いで
すけど。
こういうゲームが出てきた背景には、「Sims」の影響はもちろんあるんでしょうし、ゲームを遊ぶ層の高年齢化も大きな要因でしょう。ただ、やっぱりまだ
ジャンルとして歴史が浅い印象はぬぐえません。バリエーションが少ないし。それと、なんとなく、欧米の恋愛ゲームは、男性臭というか親父臭が抜けない印象があります。まー、そのうちもっと広がるのかな、と思いますが。


補足1: エロチックな例なら
日本のゲームメーカーは今の所、欧米でSims系恋愛ゲームを出していないはずです。が、「恋愛」という括りでないなら、「DOA」シリーズが欧米でもなかなかいいセールスをあげていたり、コナミがコナミ版DOAこと「ランブル・ローズ」を制作したりと、例はありますね。

補足2: 韓国ゲームはエロい
あと、今回はふれませんでしたけど、「萌えとエロ」というと韓国ゲームが今注目でしょうね。「マグナカルタ」もキム・ヒョンデ氏のエロかわいい女の子で売
れている部分がありますから。男性向けの恋愛ゲームだけでなく、日本同様、女性向けの恋愛ゲームもけっこう出ていて、その点は欧米よりも進んでいる印象が
あります(ちょっと目に止まったのは「化粧」をテーマにした恋愛ゲーム「Love」)。

Posted by amanoudume at 2004年11月18日 05:15 個別リンク
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Listed below are links to weblogs that reference 'ゲーム内恋愛が欧米でもトレンドに?' from 発熱地帯.
Trans’ 〜僕とあたしの境界線〜
Excerpt: http://www.trans-b.com/  おそらく、日本で唯一の「女装シミュレーションゲーム」 『Trans’ 〜僕とあたしの境界線〜』のサイトです。    内容はオリジナリティ高いですし、絵 ...
Weblog: h_handaiの日記
Tracked: 2004年11月22日 11:56

コメント

化粧ゲーム、なんだか絵柄が「男性向けも考慮した少女漫画」と言う感じですね。「フルハウスキス」の化粧するミニゲームを思い出します。

おっ、「フルハウスキス」にもあったんですね。>化粧

絵柄については同感です。
少なくとも、個人的には許容範囲の絵柄です。

確か、DSの欧米での宣伝で、雑誌広告かポスターかは忘れましたが、
若い裸の男女がベッドに横たわってゲームに興じているのが、
あったと思います。
任天堂も欧米では「DSは大人のゲーム機」というイメージを
作りたいみたいですね。

>プラットフォームホルダーが任天堂でさえなければ、一気にそっちに流れ込んでしまいそうな気も。

あー確かにw
MSだったらまた違ったのかもしれないですね。

韓国のゲームというか、キャラデザインが、
エロっぽいというのは同感w

とゆーか、逆に日本のキャラデザイン、ゲームデザインが人間味がないんですよね。
ギャルゲーにしても無機質な感じだし。

今時は中高生の時から、身の回りはエロエロなわけですよ。そっち方面の精神年齢は非常に高いです。無機質なうわべだけのデザインなんて見向きもしません。
そのへんをメーカーって掴んでるでしょうか。
大いに疑問。

>フルハウスキス
 化粧の仕方を教えてくれるのがお相手の男性の1人で、うまく行くと好感度が上がる、と言う点ではそのゲームに近いかも知れません。
 韓国女子のゲームへの親和性が気になるところです。専業主婦がMMORPGやってるというのは結構聞きますが。

化粧ができるゲームといったらこんなのもあります。
主人公の設定はかなり特殊ですけど。
http://www.trans-b.com/

情報ありがとうございます。
こんな変わったゲームがあったとは……。すごい。