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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年10月09日

溺れる。

ぷはぁー。
ふーーーーっ。
んーーーーーーーー?
(満ち足りた表情で、ゆっくり身体を起こす)

おや? みなさん、おはようございます。
今日も世界は平和と愛に満ちていますね。とってもブラヴォーです。

昂ぶったと思えば、悶えたり、我ながらせわしない事をしていました。それもしょせんは少し以前のボクであって、今のボクとは違うわけですが。なんというか、事を成し終える以前の人間と成し遂げた人間の差とでもいうか。成熟という言葉の意味をじっくり噛み締めたい気分です。

さて、ケーブルを購入していないことに気づいて、買いに出かけてみれば、なんと本屋に電撃文庫や富士見ミステリーの新刊が並んでいるではありませんか。『禁書目録』はおろか、『ROOM No.1301』、『狼と香辛料』。予想外の出来事にむさぼるように本を買ってしまいました。思わず、ケーブルの事を忘れて家に帰りかけてしまいました。はっはっは。

そしていよいよ接続です。

良い。
失敬、いきなり結果だけ書いてしまいました。
しかしそれ以外にどのような言語表現が可能なのか。ボクの語彙ではきわめて難しい。手持ちのエロゲーを起動して、とりあえず大画面で堪能した、いや堪能しつくしました。無意識に「すごい世界になったでしょう。でもそれが45インチなんだよね」などと呟いてしまいました。はっはっは。

実物大というとやや大げさではありますが、非常にそれに近い物がありますね。なぜわかるかというと、実際にさわってみたからです。おっと、誤解しないでください。これは単なる痴的好奇心、あ、いや、知的好奇心というやつです。子供がモノの大きさを理解するために、自分の手で直接ふれてみる、そういうプリミティブな好奇心の表出だと思っていただきたい。決してそれ以外の、何らかの不純な感情が混じっていたわけではないのです、ええ、ホントですよ?

ゴホン。まあ、彼女の胸(の映像)におそるおそる手を当ててみて、その大きさがリアルすぎることにびっくり感動です。本当にさわれそうな大きさでした。震えるような感激のあまり・・・・いやいや、絶対理性の檻に囚われたボクがそれ以上の行動におよぶことなど、ありえません。ありえませんよ? ありませんが、しかし誘惑は襲ってきますね。「リアルスケールがバーチャルリアリティにもたらす体験的作用」というタイトルで論文を書けそうです。

いやはや、これでもし将来、65インチなどという超大型サイズを買ってしまったら、どうなるのでしょうね? 本棚をもう1つ処分しなければ部屋に置けませんよ、はっはっは。逆にいえば、もう1つ処分すれば、買えるのですがね。ふむ。・・・・いやいや、それはヤバい。そこに到達すると、もう戻れない気がします。「突破」してしまう予感がしてなりません。

今はまだ「ほぼ実寸」の世界を堪能しておくに留めましょう。
それにしてもこの歳になって、ああも無邪気な好奇心を発揮してしまうとは。まさしく童心に帰るという状態ですな。身体にふれてみたり、顔を近づけてみたり、瞳を覗き込んでみたり。もちろんボクは単にスケールを実感したかっただけであり、子供のようなまっさらな気持ちで映像にふれていたのは、まぎれもない事実です。

大画面というと、離れて見るという常識がありますが、それはウソですね。「ほぼ実寸」の世界ではむしろ画面に近づきたくなります。新しい認識を得た思いです。発想が広がりますね。そうそう、ふと気づいたのですが、ベッドに寝ている映像があったとします。そしてボクも根っころがってそれを観る。ベッドの上に寝そべる彼女とフローリングの床に寝転がるボク。これって、もしかして添い寝?

わはははははははは。ヤバス、ヤバス。すごいものですね、人間の発想って。新しい認識が新しい発想を生み出した瞬間ですね。ベッドを買ってこようかと真剣に検討しかけてしまいました。テレビの正面すぐにベッドを横付けし、高さを合わせる。ま、まあ、本当にそんな事をしようとは思いませんよ? ほ、ホントです。あくまで思考実験というか、知的遊戯の一貫として、想像してみただけです。

ふう。
まったく恐ろしいものです、人間の思考というものは。
そんなふうに人間の可能性について思索をめぐらして、一夜を過ごしたわけです。
知的な豊かさに満ちた素晴らしい夜でしたね。


ピロートーク小説という1ジャンルを築き上げつつあるような『ROOM No.1301』の新刊も、この夜に大きな貢献をしてくれましたが、「エロ」と「エロい」の違いについての深遠な議論はまたの機会にしておきましょう。

Posted by amanoudume at 2006年10月09日 00:00 個別リンク
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