薔薇のマリア 1巻 夢追い女王は永遠に眠れ
法無き都市の下にある巨大な地下迷宮。そこに巣食う怪物と眠るお宝。
一攫千金を夢見た無謀な若者が集まり、地下迷宮に降りていく。彼らは侵入者(クラッカー)と呼ばれていた。侵入者の1人、マリアローズは仲間たちと共にパーティを組み、死者の徘徊する迷宮――黄昏の魔導女王レディ・麟霊が眠る喪神街を探索していたが・・・・。
ウィザードリィの世界をライトノベル的に再構築したような作品です。
名作『隣り合わせの灰と青春』を始め、かつてウィザードリィの小説やコミックにハマった人には、まちがいなくオススメの小説。地下迷宮の描写は細部がしっかりしていて、リアリティがあります。ひたすらダンジョンという、下手すると飽きかねない舞台設定も、良いタイミングでハプニングが起こることで、程よく緊張感が続きます。何にもまして、あのゲームを遊んでいるような感覚が再び、本で味わえます。
未読なのですが、2巻以降はまた違った展開があるみたいで、楽しみです。
Posted by amanoudume at 2006年11月22日 22:39 個別リンク
コメント
多分モニタの前でツッコミ入れまくっているコアなWizファン(FC版1限定)が居ると思いますがタイトルは「隣り合わせの灰と青春」です。
最近のDS版Wizのアスタリスクを遊んでみたのですが魔法の名前が一般的な名称に変わったので残念な思いをしました。
ラノベは殆ど読みませんが見かけたら手に入れてみます。
投稿者: 初瀬野慶久 | 2006年11月22日 13:23
> 初瀬野慶久さん
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。
FC版WIZ1、懐かしい・・・・。
バーチャルコンソールに期待したい所ですね。
ファミコンミニ的なラインナップだと興味がわかないのですが、
昔のADVやRPGだと、少し心が動きます。
投稿者: DAKINI | 2006年11月22日 13:53
これは面白そうですね。
私もWiz世代なんで、早速アマゾンで注文しました。
Wizオマージュの小説というと、ネット上ですが、
「和風ウィザードリー純情派」
http://d.hatena.ne.jp/WizDiary/20031101
ってのもあります。
こちらは現代が舞台なのが面白いですよ。
投稿者: カリガリ博士 | 2006年11月22日 22:09
Wizardryは、タイトルとは別に一部固有名詞(魔法や一部モンスター名)の使用にも
結構高い版権料を取られるらしいので、昔のオリジナルの魔法名を使った新作は
かなり出しにくいみたいです。
PC版国産Wiz最新作の「五つの試練」のサイトでは、どこかで見た魔術師風の人が
「わしの真名を言うでない!言うと恐ろしいことになるぞ。主にカナダ方面からな」
などと言っている辺り、その辺のチェックは厳しいみたいですし。
ASCII関連のWizをバーチャルコンソールで出す際の大きな障害になりそうな気がします。
各社のゲームDLサービスで、倒産した会社や権利関係の難しいゲームがどう扱われるか、
その辺は気になります。一番ありそうなのは、無理という事で扱われない事ですが。
投稿者: Yang | 2006年11月23日 04:45
>カリガリ博士さん
おひさしぶりです。
Wiz世代にはたまらないですね。人間、昔体験した作品の咀嚼と
再構築をやりたくなるもので、Wiz世代の作品がさらに出てくることを
密かに期待しています。
>Yangさん
なるほど。そういう事情がありましたか。
版権周りは面倒ですよね・・・・。
バーチャルコンソールは現状だとファミコンミニオンラインにすぎなくて、
正直使う気がしません。マイナーなタイトルの充実を期待したいです。
任天堂は手堅い(=商売が上手い=計算高い)のが悪い方に出る
ことがたまにあるので、半分文化事業と思ってやってもらえたらいいなー
と勝手に期待しています。「ロングテール」という言葉が恥ずかしくない
内容になるといいなと思います。『水晶の龍』『デッドゾーン』あたりを
是非・・・・。
PSの方は、PSPで動かせるより、PS3で動かせた方がありがたいので、
両対応でお願いしたいところです。税込み525円で両方動くものを
落とせたら、お得感がありますし。
今の所やりたいのは皆無ですが、個人の趣味だけでいえば、
入手しにくいギャルゲーをぜひ(笑
客層的には間違ってない気がします。
あと地味にPS1時代のRPGも需要はあるかもしれませんね。
ワイルドアームズとか、ゼノギアスあたりは。DLサイズがすごい
ことになりそうですけども。
投稿者: DAKINI | 2006年11月23日 20:48
ウィザードリィ小説なら、ウィザードリィ外伝2のノベライズ(未完)を内部に取り込んだ古川日出男の「アラビアの夜の種族」が有名ですね。
こんな魔術的な本が一般小説として売られているんだから恐ろしい。
投稿者: NAL | 2006年11月24日 00:02
Wizardryの著作権・商標権がアエリアという会社に移るらしいです。
http://www.4gamer.net/news/history/2006.11/20061127191030detail.html
これが今後どんな影響を及ぼしてくるのか、正直なところ不安です。
オンラインの方は恐らく#6以降のシステムを基礎に作ってくるんじゃないかと推測している
(ネトゲにするなら#5程度のシステムでは無理でしょうし)ので、今の所は興味はないので
いいのですが……
「サーテックに高い版権料を取られるばかりで全然儲からない(Wikipediaより)」という
状況から好転して、日本でのWizが改善される事を祈りたいです。
投稿者: Yang | 2006年11月28日 15:00