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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年11月12日

プレイステーションワールド、ファーストインプレッション

戦う漢たちの戦場プレイステーションワールドは実在した!!の続きです。
PSPの時と違い、大きな初期不良もなく、ハード面は全体的に安心できる内容。真摯に過去の過ちを反省したんでしょうね。拍手。

本体について

  • 『リッジ』も『ガンダム』もHDDのインストールは使ってませんが、特に不満なし。ローディングはPS2と同程度〜少しマシ。PS2で気になってない人は気にする必要なし。
  • 「PS2 HDDキャッシュ」と同等のオプションが標準で提供されたという解釈が妥当。やりこんでいる間だけインストールして、遊び尽くしたらアンインストールという使い方で良さそう。基本的に+αのメリット。あたかもデメリット風に書いていたアンチPS3派は本当にタチが悪い生き物。
  • XBOX360に比べれば起動にかかる時間がほんの少し長めな気がしますが、そこはしょうがないかな。
  • 第一印象としてコントローラが軽い。振動なし、電池なしの効果か。360とは全然違う。
  • コントローラの電池を気にしなくていいのは良いと思います。2006年にもなって電池交換なんてありえない。
  • USBケーブルはもう少し長い方がありがたかったかも。
  • テレビのHDMI端子がようやく活きた! 申し分ない。圧倒的な解像度。2mのケーブルが品切れで3mになったのがちと残念。約5000円。はした金ですが。
  • ソフトもう1本ぐらい買っても良かったかな。高そうなイメージでつい2本に日和ったけど、値段がせっかく現行機並みなんですし。
  • どうやってディスクを出すか、電源をON/OFFするか、一瞬わからなかった(ボタンではなく、タッチセンサーなので)。このロゴマークに触れると作動するのか。すごいけど、どうでもいいような気も。
  • 本体の静音性はすごい。さすがソニー、AV家電メーカーだけあって、マイクロソフトとはレベルが違います。
  • 本体は熱くない。熱を逃がすための設計は金かかってそう(→インプレス分解記事
  • 本体上部と背面からは温風。上部の方があったかい。これまでのゲーム機の感覚だと確かにびっくりするかも。360と本体の大きさがほぼ同じで、電源を筐体内に入れたわけだから、仕方ないでしょうね。そこまで意地張らんでもいい気がしますが。

リッジについて

  • ゲームは可もなく不可もなく。360持ってる人はグラフィック的なインパクトはまったく無いです。360版との差別化を図ろうとしている努力の跡は感じない事もないものの・・・・。
  • 360版同様、通信関係のUIの出来が微妙。ルームに入った時、他のプレイヤーがレース中だと当然終わるまで待たなければいけないんですが、「ただいまレース中です。終わるまでお待ちください」等の表示をしましょうよ・・・・(「招待」「ルームから出る」の2つの選択肢だけが表示されていて、2Dマップ上でレースの様子が観戦できます)。
  • ボイスチャットが無いのは、(どうせ使わないので)個人的にはどうでもいいです。将来的なプレイ人口を考えると、通信を楽しむなら人口の多いPS3版がいいかな。
  • ローディング中にTIPSを表示したり、やる事はやってる一方で、画面の情報量が全般的に多い。もう初心者は入れない世界だね。うーん・・・・親切なんだけど、親切じゃない。まぁ『リッジ』に限らず最近のゲーム全般に言えることですが。
  • オプションのキーアサインを変更するとモーションセンサーでも操作ができますが、使えるから使ってみました程度。『リッジ』に限りませんが、モーションセンサーあるのに振動無いってのは体感性の追及という点ではダメ仕様だよな。この手のはWiiで楽しめばいいと割り切れる内容。

ガンダムについて

  • ガンオタじゃないけど、とりあえず買ってみるかで買ってみました。だから特に愛は無いです。
  • グラフィックを期待して買うソフトではないかな。2年以上かけてこれかぁ・・・・。絵作りの方針を決める人が重要なんだよな、と改めて認識。
  • 1面はチュートリアルですが、その割に不親切。
  • 模擬戦で旧ザク3体を撃破→ミッション終わったね、スタート地点に戻ってね→本物のジオン軍(ザク3体)が襲ってくる→戦うとまず負ける。ゲームオーバー(上手いと勝てる?)→要はスタート地点に戻って撤退しろ、と。
  • ミッション開始の時のデモは飛ばせるものの、途中のデモは飛ばせない。うざすぎ。
  • 1面で「この屈辱は必ず返す」で締めるのはどうなんだ? 気持ちよく終わらせてあげようというおもてなしの心が無さすぎ。アニメや小説でこんな演出したら、クビだよね、普通。
  • 戦略マップみたいな所で、モビルスーツ買ったりパイロットを雇ったりできるらしい。いきなり放り出されてもなあ。
  • ストーリーちっくな事をやりたいなら、女性副官みたいなキャラを出すとか、パイロットにも数種類程度の顔イラストを付けるとかしたら? 中途半端だよなあ・・・・思い入れさせたいのか、させたくないのか。
  • ローカライズを考慮してか、映画っぽさを出すためのカッコつけか、英語+日本語字幕。まぁいいけどさ。

PLAYSTATION STORE

  • おそらく全世界共通のXBOX Live!と異なり、各地域ごとにWebサイトがあり、そこから購入する。
  • 日本のコンテンツのみに限定されているのはありがたいが、洋ゲーファンにはうれしくなさそう(海外の体験版を落としたりできなそう)
  • 専用のUIの360とは違い、ブラウザエンジンを使って表示。つまりPS3のWebブラウザの操作になれれば、これの操作にも慣れる。
  • Webサイトの作り次第でインターフェースが改善されるのは良い。が、なぜか現状のページはモッサリしすぎ。他のWebサイトよりも動作が重い。Webブラウザの性能や、処理の優先順などに依存してしまうのは微妙かも。
  • ダウンロードしている間、他の事ができないのは不便。XBOXも最初そうだったから、アップデートに期待しておきます。
  • 現時点で比較すれば、XBOX Live!の方がずっとマシ。
  • 現在はサイト上に登録されているアイテム数が少なくて、閲覧性、検索性の評価はしにくい。テキストでリストが並ぶXBOX Live!よりは印象がいい。アイコンがいっぱい並ぶ形式なので、アイテム数が増えてくると不便そうな気も。
  • ダウンロード速度に不満は無い。XBOX Live!に比べると、全体的に上がっているコンテンツの容量が小さい感じ。動画の場合はコーデックの問題? あとムービーは全体的に時間が短め。

Webブラウザ

  • YouTubeが観られた。だからどうしたと言われると困るけど。テレビ画面用Webブラウザが標準搭載なのは良い。
  • どうせなら動画をフルスクリーン&アプコン表示できればいいのに。PS3らしい売りがほしい。
  • 十字キーでテキストボックスやリンク、タブを移動。左スティックでカーソル移動。右スティックでスクロール。悪くは無いが、サイトによって動作がもっさりしがち。
  • 左スティックでのカーソル移動は遅くて使う気がしない。けどPCと比べるのが間違いか(参考:ゲーム機のWebブラウザはどちらの文化圏に属するのか?
  • 中高年の使用も視野に入れると、文字が小さくて読みにくいので、もっと大きくするモードやスタイルシート等の設定に関わらず、強制的に大きくするモードが必要。
  • さすがに動作はPCより遅め。何のための処理性能かというと、Webを観るためではないという事です。
  • ブラウザエンジンをゲームで使用できるので、html化したマニュアル類を表示できる。製作コストが低いので良いが、インターフェースは微妙。
  • プラグインを落とそうとすると(動かないのは当然ですが)、フリーズしたり。

トロ 『まいにちいっしょ』

  • 今さらトロでどんなユーザーが釣れるというんだ?という疑問を抱いてはいけません。自分で枯らしたコンテンツを延々出し続けても、ソフトメーカーとしてのブランドイメージと金と時間の無駄だという事を理解できないのです。自滅してる会社はそれ自体がエンターテインメント。
  • それはさておき、無料の割に予想外に頑張っています。要は「トロとクロがニュース番組(時事ネタでトーク)」「トロとクロがユーザーにアンケート(集計結果はこの先の内容に反映される)」「トロの様子を観察する」のソフト。
  • トロとクロの掛け合いがなかなか面白い。特に第3回はそこそこ楽しめました。このクオリティでほぼ毎日更新されるのか、ある日ぷっつり絶えてしまうのか。
  • PSPのトロでRSSを拾ってしゃべるというのがありましたが、今回はニュース番組の最後にアンケートを取って集計結果がこの先の内容に反映されるみたい。どちらのアイデアも、「Web2.0+ゲーム」と聞いて100人の企画が100人とも出しそうなネタ。「思いついたからやってみました」の先になかなか進めないのがこのシリーズの抱える問題ですね。
  • 観察ソフトは、観ている人を飽きさせないのがとても難しい。もう少し干渉できた方がいいんじゃないの?
  • ある行動から別の行動へ移る時につながってない。別の行動に切り替わる時にカメラも切り替わる。部屋の左側(窓側)にトロが歩いていったと思ったら、カメラが切り替わると部屋の右側(ふすま)に歩いていた。そのせいで観ていて訳がわからないし、実態よりもクオリティが低く見えます。ちゃんとつないだ方がいいと思うけどなあ。まぁ「作った物を実態よりも低く見せる」のはSCEの十八番ですが・・・・。
  • ブルーレイディスクの重厚長大路線のほかに、こういうお手軽なソフトを出す姿勢は○。

BLAST FACTOR

  • XBOX360では『Geometry Wars』という360度全方位シューティングの評判が非常に高かったわけですが、SCEAが臆面もなくパクったという理解でよろしいか?
  • 体験版があるので遊べばわかりますが、くそゲー。他に表現しようがない。下手な人だったら体験版だけでしばらく遊べるかも、と言われた『Geometry Wars』と違い、上手な人でも下手な人でも1度遊んだら2度と遊ばない面白さ。ギャグでやってるのか?
  • ダウンロード専用ソフト第1弾を記念するソフトであり、『Geometry Wars』と比較されるとわかった上で、これを出したSCEAの香ばしいクオリティマネージメントに感服。SCEAもSCEJ並みになってきた。

Posted by amanoudume at 2006年11月12日 00:58 個別リンク
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