(今日は2本記事をアップしています)
絵文録ことのは:ケータイ文化圏とネット文化圏の深い溝
この記事を読んで。
ゲーム機のWebブラウザはどちらの文化圏に属するのでしょうね?
独自の第3の文化圏を作る状況はちょっと考えにくいです。
今までゲーム機のWebブラウザは、ケータイ文化圏に属するユーザーを狙っているようで、実際はネット文化圏に属したブラウザになっていたと思います。
例えば、ドリームキャストは購入層からしてマニアが多く、どちらかというとネット文化圏に属するユーザーが多そうなイメージがありました。PSPはいわずもがな。 DSブラウザもケータイ文化圏向けのようで、実際はネット文化圏のユーザーが珍しがって買っている状況だったと思います(それ以前に、これならケータイで見ればいいじゃないかと言われていましたね)。
PS3とWiiはどうなるか。
PS3はフルHD対応という事もあり、PCと比べてさほど遜色ないWeb閲覧が可能です。PSP同様、標準で無料でついてくるので、わざわざPCでWebを見ようとは思わない人にとっても訴求力はあるでしょう。一方Wiiは始めからファミリー層を狙っていける価格帯です。
任天堂ブランドもファミリー層には安心感があり、この点ではPS3より断然有利。ただしWebブラウザが有料(期間限定で無料)な点がやや残念。ゲームのためにゲーム機を購入して、ついでにWebを見る人はある程度いるかもしれませんが、わざわざお金を払ってまでテレビでWebを見たいという人はグッと少なくなるでしょう。
もっとも利用者の数などを見て、無料期間を延長することは可能でしょうから、任天堂の方針しだいではさほど問題にならないかもしれません。
ただしSD解像度という点はやはり不利。 Webは基本的に縦長の解像度が重要なので、せめてHDは欲しい。
反面、インターフェースはリモコンがあるので、かなり有利。まあリビングでの使用や、「ケータイで見るには不便で、テレビで見たいけど、PCほど一度に文章が読めなくてもいい」二ーズは絞り込めるはず。
地図検索、簡単なオンラインショッビング、基本的な検索ができれば、とりあえず十分かもしれません。