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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年10月26日

ゲーム機のWebブラウザはどちらの文化圏に属するのか?

(今日は2本記事をアップしています)

絵文録ことのは:ケータイ文化圏とネット文化圏の深い溝
この記事を読んで。
ゲーム機のWebブラウザはどちらの文化圏に属するのでしょうね?
独自の第3の文化圏を作る状況はちょっと考えにくいです。
今までゲーム機のWebブラウザは、ケータイ文化圏に属するユーザーを狙っているようで、実際はネット文化圏に属したブラウザになっていたと思います。

例えば、ドリームキャストは購入層からしてマニアが多く、どちらかというとネット文化圏に属するユーザーが多そうなイメージがありました。PSPはいわずもがな。 DSブラウザもケータイ文化圏向けのようで、実際はネット文化圏のユーザーが珍しがって買っている状況だったと思います(それ以前に、これならケータイで見ればいいじゃないかと言われていましたね)。

PS3とWiiはどうなるか。

PS3はフルHD対応という事もあり、PCと比べてさほど遜色ないWeb閲覧が可能です。PSP同様、標準で無料でついてくるので、わざわざPCでWebを見ようとは思わない人にとっても訴求力はあるでしょう。
PS3がリビングに入り込めば、家族みんなでグーグルマッブを見たり、わいわい言いながらオンラインショッピングを楽しめます。問題はファミリー層に普及するほど安くないこと。せめてあと1万円、できれば2万円は下がらないと、この層への普及は難しい。

一方Wiiは始めからファミリー層を狙っていける価格帯です。
任天堂ブランドもファミリー層には安心感があり、この点ではPS3より断然有利。ただしWebブラウザが有料(期間限定で無料)な点がやや残念。ゲームのためにゲーム機を購入して、ついでにWebを見る人はある程度いるかもしれませんが、わざわざお金を払ってまでテレビでWebを見たいという人はグッと少なくなるでしょう。
もっとも利用者の数などを見て、無料期間を延長することは可能でしょうから、任天堂の方針しだいではさほど問題にならないかもしれません。

ただしSD解像度という点はやはり不利。 Webは基本的に縦長の解像度が重要なので、せめてHDは欲しい。
反面、インターフェースはリモコンがあるので、かなり有利。まあリビングでの使用や、「ケータイで見るには不便で、テレビで見たいけど、PCほど一度に文章が読めなくてもいい」二ーズは絞り込めるはず。
地図検索、簡単なオンラインショッビング、基本的な検索ができれば、とりあえず十分かもしれません。

Posted by amanoudume at 2006年10月26日 20:32 個別リンク
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