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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年01月30日

「自意識過剰です」と言えばそれまでですが

「日陰に種は落ちている」の後半に「ゲーム開発者の視線がゲーマーと同じなのが気になる」と書いたのですが、思わぬ反応がありました。正直、あの記事を書いた時にNao_uさんのことはまったく念頭にありませんでした(Nao_uさんのブログは週1程度で巡回していたので、今日ボクの記事に反応していたことに気づきました)。

とはいえ、一般論を書けば誰かには当たるわけで、誰かが「これ、俺のことか? 一応、反応しとこうか」と考えるのは自然ですね。そもそも「一般論」というのは、できる限り多くの人に「これ、俺のことかな」と感じてもらうためのメソッドといえます。ですから、思い当たらない人はスルーすればいいし、思い当たることがある人は反応してくれればいい、と思います。ボクが「一般論」という形式を好むのは、より多くの人に何かを感じてほしいからです。

Nao_uさんの反応にさらに反応するのはやめようかな、とも思ったのですが、1点誤解は解いておきたいと思いました。ボクは別に、ゲーム開発者はブログでゲームの未来やゲームデザインについて語らなければならない、とは考えていません。そんなもん、個人の時間でやってることなんだから、好きにしたらいいと思います。ボクだってエロゲーの話をしたり、ラノベの話をしてるわけですし。

考えていることを全部表に出さないのは当然です。ボクもそうです。基本的にボクは「飯の種」になることは書かないようにしています。ここに書いてるのは、自分が考えたことのうち、出してもかまわないと思っている部分だけ。このブログに書いてあるようなことなんて、ある程度モノを考える人間だったら、誰でも思いつくことばかりです。

「一部のゲーム開発者の視線がゲーマーと同じになっている」と感じたのは、ブログにとどまらず、もうちょっと色々な事象を見てきた結果です。それは例えば、分析といっても「安さ」「実用性(実効性)」以外の要因を挙げられないような人が実際にいることや、脳を鍛えるブームに乗った二番手以降のソフトが『脳トレ』をうまく分析しきれていないことなど、など、など、・・・・。

実際、Nao_uさんに限らず、ブログをつけているゲーム開発者の意識は謙遜されているほど低くないでしょう。少なくとも定期的に考える時間は捻出しているわけですし、ブログ書きは大抵他人のブログの良い読者ですから。

うーん。
自分自身を見つめ直す能力の高い人は、より多くの一般論に反応して、自分自身を高める機会をより多く持ち、一方で本当は反応しなければならない人に限って、一般論を「自分とは無関係」だと思ってスルーしてしまうのかもしれません。難しいもんです。

Posted by amanoudume at 2006年01月30日 07:11 個別リンク
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Tracked: 2006年01月31日 22:27

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