最近の記事
カテゴリー
過去ログ
検索


このサイトについて
このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年01月30日

メディアミックスも結局は実力で勝ち取るものだという実例

濃霧-gNorm- ひょうたん書店 「エロゲの雑誌展開と仕入れの関係」
『つよきす』のPS2移植が発表されたばかりですが、角川書店のコンプエースで『つよきす』のコミック連載が始まったようです。
ひょうたん書店さんが書かれているとおり、『つよきす』は発売時点ではメディアミックスは特にやっていませんでした。まぁ開発元のきゃんでぃそふとは、『姉っ、ちゃんとしようよ』シリーズ2作しか作っていませんし、有名ブランドでもないですし、シナリオライターや原画家が熱狂的な人気でもないので、仕方の無いところです。

ところが発売してみれば、ツンデレブームの勢いに乗り、好評につぐ好評で売上を伸ばしました。年間売上トップ10に入り、ネットの各地で実施されている人気投票でも年間トップ10に入っています。そしてPS2化、コミック化、アンソロジー発売、さらにはアニメ化の噂まであるわけです。
メディアミックスまみれの作品や、続編、ファンディスクが幅を利かせる中、純粋にソフトの実力で売上を勝ち取った好例が『つよきす』というわけです。

別に今さらのようにメディアミックス批判をするつもりはありません。確かにコンテンツビジネスにおいて、仕掛けは重要です。しかし仕掛けだけで、ユーザーを動かせるわけではありません。しかし、時として「仕掛け」だけで動かせるような錯覚におちいってしまうことはあるんでしょうね。「理屈」に溺れることもあるわけです。スクウェアエニックスの「ポリモーフィックコンテンツ」みたいな。どれだけ仕掛けが華やかに派手に動くとしても、根本はコンテンツにあって、仕掛けにはありません。

Posted by amanoudume at 2006年01月30日 21:17 個別リンク
TrackBack URL for this entry:
http://amanoudume.s41.xrea.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/155

Listed below are links to weblogs that reference 'メディアミックスも結局は実力で勝ち取るものだという実例' from 発熱地帯.

コメントを投稿

(コメントを投稿しても、管理人が承認するまでは表示されません。すぐに反映されない、最悪24時間以上かかる事もあります。ご了承ください。)