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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2005年06月26日

人の見えないGoogleの限界

かなり以前に、梅田さんのブログを読んで、Yahooは人にこだわり、Googleは技術にこだわる、というまとめ方をなるほど、と思いました。
梅田望夫・英語で読むITトレンド「YahooとGoogleは何が違うのか」

わずか1年でGoogle Newsなんて当たり前の存在になってしまった感があるが、1年前は、「Google
Newsには編集者が不在」ということに皆「大きな驚き」を感じていた。それでTomがGoogleのRosing副社長にそのことを尋ねたら、
Rosingは「人間なんか使うわけないだろ、Google Newsはエンジニアリングソリューションなんだから」と答えたという。

Googleの考え方はよくわかりますが、同時に、はたしてそのやり方でどこまでいけるのか?とか、そのやり方って米国ではうまくいくとしても、日本では
うまくいかないんじゃないの?とか、Googleの方法論では「決して到達できない信頼性」があるよなあ、とも思うわけです。
そういう疑問を感じる人は少なくないらしく、梅田さんの記事の中で紹介されているTom
Foremski氏も、その点をGoogleの弱点として指摘しています。
メディアビジネスを身体で知るTom
Foremskiにとって、メディア産業出身者がエンジニアを押さえて統治するYahooは理解できるが、Googleの「hard-core
engineer culture」はもう一つ理解できず、既存メディア産業についての無知がGoogleのアキレス腱になるのではないかと書いた。

そういう風なことが頭にあったので、Google AdSenseをめぐるトラブルについては関心をもって見守っていました。
    ●新佃島・映画ジャーナル 「Google AdSense顛末記(十)」
    ●たけくまメモ 「【業務連絡】Google AdSenseのリンクを停止」
    ●たけくまメモ 「【驚】Google AdSenseからの契約破棄通知」
この件についてのGoogleの対応は、ハッキリいって非常識すぎで、応対にアホな学生でも雇ってるんじゃないのか?と思うほど。PSP初期不良騒動にお
けるソニーの対応をはるかに凌駕してます。
ただ、なんとなくXBOX研磨機騒動の時のマイクロソフトXBOX事業部に共通するにおいをビミョーに感じなくもない。日本側にはまったく権限がなくて、
突っぱねる以外の選択肢はない、みたいな(あっ、もちろんこのGoogleの対応は、当時のマイクロソフトよりも、何十倍も非常識です)。
こうした点はすでにGoogleの重い足かせになっている気がします。
日本では検索エンジン以外の領域でのGoogleのブランド力、認知度は低いですし、Google
Newsなんて正直読もうとは微塵も思いません。しょせんツールでしょ、というのが日本人の大半のイメージでしょう。
Googleは現在「ツールとしての信頼性」以上の「信頼性」の領域に足を踏み入れつつあります。その「信頼性」はメディアとして、ブランドとしての信頼
性です。ただ「人」が見えないGoogleが得られる信頼性は一定以上にはなりそうにない(量ではなく質)んじゃないか、と思います。

Posted by amanoudume at 2005年06月26日 22:49 個別リンク
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Listed below are links to weblogs that reference '人の見えないGoogleの限界' from 発熱地帯.
[se] googleの弱点指摘
Excerpt: http://amanoudume.s41.xrea.com/cgi-bin/mt/archives/000364.html たしかにhttp://news.google.co.jp/をいつも参照してます。UIの分かり易さが好きだから使ってるって感じですが、読もうと思う 記事が少ないなあーと思ってた。人が携わってないってのが原因かも!
Weblog: clieはiPodの夢を観ているのか
Tracked: 2005年06月29日 03:13