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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2005年05月22日

三者三様E3

まずは簡単に、全体の概要から

次世代ゲーム機に関連して、梅田望夫氏が自分のBLOGに「ゲーム素人のための米ゲーム産業入門」という記事を掲載されている。Fortune誌の長文記事をうまく要約されているので、「米国における見方」
知る良い手段といえる。
もちろん日本のユーザーからすると違和感はあるかもしれない。ただ、むしろその「違和感」を取っ掛かりにして、真の米国の状況をつかみ、ワールドワイドの
競争がどこへ向かうのか、感じてほしい。実を言うと、次世代ゲーム機については、日本と米国での温度差、向いている方向の違いを強く感じた。

3ハードの向いている方向はそれぞれ異なる

長い文章になると、焦点がぼけてくるので、まずは手短に3ハードの評価をまとめてみた。

PS3
コントローラ △  実際に握れたわけではないが、操作性の悪さを不安視する意見が大半。バナナ
グラフィック ◎  一部の映像デモは秀逸だが、実ゲームではおそらくXBOX360と大差ない。
オンライン  ×  スペックだけは揃えたが、ソフトもサービスも何も発表が無く、オンライン戦略は不透明
コスト    ×  PS2をはるかに超える、非常に高コストなハード
デザイン  ○  ソニーは優れているが、今度は微妙感も
ソフト数   ◎  やはり一番多いだろう
メディア   ○  ブルーレイは人によっては魅力だろう。ただしHDTVの普及待ちなので、
           発売直後はPS2のDVD搭載ほどの効果は無い
ビジネス   △  従来型のパッケージ販売が主流。記録メディアを内蔵していない点が
            オンライン販売への消極性を裏付けている

XBOX360
コントローラ ○  斬新さはないが、操作性は良い
グラフィック ◎  グラフィックがやや物足りないのはソフト開発の問題。GPUは強力
オンライン  ○  サービスが充実しているほか、オンライン販売にも積極的
コスト    ×  HDD標準搭載や、PS3を上回る強力なGPUなど、コスト増の要因が多い
デザイン  ○  写真より実物のほうがずっと印象がいい
ソフト数   ○  スクエニの参入など、状況は好転している。EAもやる気
メディア   △  可もなく不可もなく
ビジネス   ◎  コストを省みず、HDDを標準搭載した英断はさすが。オンライン販売も容易。

レボリューションコントローラ ?  不明なので評価できない。最も期待されているのは確か
グラフィック ?  不明だが、期待している人は少ないようなので、×でもいいかもしれない
オンライン  ◎  いつのまにか任天堂が最もオンラインに積極的になっているのが不思議だ
コスト    ◎  詳細は不明なものの、低コストという報道が多く、次世代機戦争で
           体力を消耗しないのはおそらく任天堂だけでは。
デザイン  ○  特徴も個性も乏しいが、小さいのは評価できる
ソフト数   ×  GCの状況からすると、より悪くなる可能性が高い
メディア   ?  DVDなのか、次世代DVDなのか、独自規格なのかは不明
ビジネス   ◎  最も説得力のあるオンライン販売。ファミコン〜N64までのゲームは現在は
            入手しにくいこともあって、オールドゲーマーには魅力的。
今回のE3では、ハードこそ発表が間に合ったものの、ソフト開発がぎりぎりだったり、シアター発表のみだったため、多くの人がまだ「次世代のゲーム」を実
感できていないと思う。ここではハードの3つの機能「映像」「CPU」「オンライン」を中心に次世代ゲーム機を評価したい。

貧乏詐欺師が正直金持ちを殴り飛ばせるのが娯楽の世界のルール

ハードスペックについては、トータルではPS3が高いが、グラフィックではPS3よりもXBOX360の方が上という話がある。実際、PS3のメモリ構成はあれれさんが「メモリ容量の鍔迫り合い」
指摘していたとおり、メインRAM256MB、VRAM256MBという構成で、手短にいえばふつうのPCに近い。GPUに限定すれば、PS3のほうがよ
りPCライクで、XBOX360のほうがより従来のゲーム機ライクだ。PS2と初代XBOXの時とは逆になっていて、面白い。
しかし映像勝負の第1ラウンドは、PS3の勝ちに終わった。XBOX360向けのタイトルはインパクトが弱いが、あくまでソフト開発の問題。年内発売に間
に合わせるべく、割り切っている印象だ。ポテンシャルは高いので、PS3が発売される前に、グラフィック性能を活かしたタイトルを投入できるかどうかが
「映像」勝負の分かれ目になる。
今の所マイクロソフトは良くも悪くも、正直すぎる。ソニーと違って「本当の金持ち」だから仕方ないのだが、エンターテインメントの世界は
お客を騙してナンボである。ハッタリ上等の世界であり、嘘から出た真のような成功も少なくない。PS2の映像デモは確かにそのまま実現はしなかったが、
リッジやFFのデモで示されたようなフェイシャルアニメは「FF10」「MGS3」で当たり前のものになった。
PS3の映像デモは確かにハッタリだ。実際、ゲーム画面に近い映像ほど、チープになっていて、XBOX360と変わらなくなっている。しかしだからどうし
た? ハッタリが新しい可能性を切り拓く、それがエンターテインメントの世界のルールで、マイクロソフトはそれを理解していない。金持ち様、嘘つきたちの
世界へようこそ。
現時点でXBOX360で見るべきソフトはまず、EAの「NEED FOR SPEED」とUBI Softの「Ghost Recon3」。この2本が次世代機の「初期タイトル」の基準を作る。EAのスポーツゲームはどれも高水準なので見ておいてもいい。EAはXBOX360に非常に力を入れている。これは重要なので、また後でのべる。

第2ラウンドはCPU
PS3にしても、XBOX360にしても、どちらもCPUがかなり強化されたハードだ。当初はグラフィックよりもそちらに焦点が移るはずだった。しかし E3のふたを開ければ、映像ばかりが話題になっている。結局、プラットフォームホルダーがどれだけ開発環境の改善をうたっても、やはり高度なハードウェア を使いこなすには時間がかかる、ということだ。 とりあえずは既存のタイトル、既存のゲームの”映像を高めただけ”のソフトが氾濫することになる。レースゲームとスポーツゲームはグラフィックの単調増加 の恩恵を最も受けやすいし、FPSもグラフィックを重視するヘビーゲーマーが愛好するジャンルだ。最初はこうしたジャンルが目立つ。 しかし本体発売から半年〜1年以内には、CPUパワーを生かしたゲームの登場が待ち望まれる。1つは単純だが、キャラクター数の増加だろう。実際、 XBOX360では数千の群集を出すゲームがいくつも発表されている。     ○3000キャラクターを表示する「Kameo」     ○1画面に数千体のゾンビが表示されるカプコンの「デッド ライジング」     ○水口哲也氏が関わる「NINETY-NINE NIGHTS」 物理エンジンの採用も進むが、当分は演出的な強化に使われるケースが多いだろう。グラフィックが写実的になった分、物の動きがそれらしくできていないと違 和感をおぼえるからだ。ちなみにPS3は今の所アヒルデモしか提案できておらず、映像のプレゼンぶりに比べると、かなり弱い。 その後はシミュレーションゲームの活性化が期待できる。広大なメモリと強力なCPUパワーを元に、広大な環境シミュレータを構築してもいいし、演算パワー を1〜数体のキャラクター(少女、人間、犬、猫、動物)につぎ込んで、実写的ゲームさえ超えるウルトラ実写的な、強烈な存在感を感じさせるシミュレーショ ンもいい。「Age Of Empire」シリーズのようなRTSも、これまではPCばかりで盛り上がっていたが、いよいよコンシューマー機で花開く時代がくるかもしれない。
いまだにiPod以前の発想しかできないソニー
今回一番のポイントは、すべてのコンシューマー機でオ ンライン機能が標準化されること。ゲーム機の歴史をふりかえって、かつて無かった出来事だ。映像面では、プレゼンテーションの巧妙さから、PS3の勝ちと いう意見が圧倒的だ。しかしそもそも今回の焦点は、そこではなかったはずだ。 Fortune誌でも指摘されているが、PS3はオンライン戦略ではある意味PS2よりも後退している。PSBBが大失敗に終わってから、ソニーはオンライン戦略への自信を喪失しているように見受けられる。というのは、オンラインでは「端末を高性能にして、優位性を発揮する」というソニーの基本戦略が通用しないか らだ。オンラインでは回線速度が端末ではなく、インフラによって決定されてしまう。重要なのはハードウェアの性能ではなく、ソフトウェアやサービスだ。 ソニーの最大の弱点は、ソフト開発力の低さ、サービス構想能力の低さだ。あのビジョナリー久多良木氏も先見の明があるのはハードに限られ、氏の挙げるソフ トウェアの実例はいつもチープだ。かつてはミリオンソフトを次々と打ち立てたSCEJも、PS2時代はシリーズ作品を続々と枯らし、売上は大幅に落ち込ん だままだ。DSよりもプロセッサが高性能で無線LANが高速なPSPが、ワイヤレスサービスでDSよりずっと劣っている。あの宝の持ち腐れ状態がソフト開 発力の低さを雄弁に物語っている。 一方、マイクロソフトはXBOX Live!を順当に進化させているし、昔のゲームをオンライン販売する計画ももっている。海外でも日本同様、手軽なゲームを遊びたいというニーズは年々大 きくなっていて、カジュアルオンラインゲーム市場が成長している。ポーカーなどの手軽なテーブルゲーム、昔なつかしのクラシックゲームは人気が高く、 Yahooなども積極的に取り組んでいる。 この点については、ソニーよりもマイクロソフトのほうがずっと市場に敏感だ。ソニーもマイクロソフトも、共に2D時代のゲームのソフト資産を持たないだけ に、先に優れたサービスを展開したほうが優位に立つ。マイクロソフトはXBOX Live! Arcadeをすでに始めている。もはや勝負は見えている。 もちろんその点では、任天堂も優位だ。「バーチャルコンソール」と銘打ち、1台で過去20年のソフトを遊べると宣言。莫大なソフト資産を誇る任天堂らしい サービスで、一夜にして米国のカジュアルオンラインゲーム市場の勢力図を塗り替えた。 また、日本でのユーザーの反応は意外なほど好意的だった。この辺はわぱのつれづれ日記さんがよくまとめておられる。また日経産業新聞が「最も盛り上がったのは任天堂」と報じた件 も無視できない。 最近強く感じるのは日本と米国のユーザーの温度差だ。日本のユーザーは次世代機の映像の進化への反応が薄く、それよりも大きさがコンパクトだとか、起動が 早くて手軽に遊べることに関心がある。米国のユーザーはまだまだ、もっとすごい映像を、もっとすごいゲームを望んでいる。 XBOX360もレボリューションも、共に内臓記録メディアを持っているが、PS3はHDDが非標準だ。これは、ソニーがオンラインでのコンテンツ販売に 消極的なことをよく表している。これはPSPと同じ失敗だ。PSPもメモステ起動できるようにしてほしいというユーザーの意見は多いし、「ソニーはゲーム 版iPodを作るべきだった」という指摘もよく聞く。ソニーはいまだiPod以前の古い発想しかできていない。 「映像」ではソニーの勝ち(もっとも容易にひっくり返る程度の差だが)。「CPU」ではソニーとマイクロソフトが互角、あるいはマイクロソフトが有利だ。 「オンライン」ではマイクロソフトと任天堂の圧勝だ。PS3を一言で表せば「映像専用プレイヤー」、XBOX360は「最高のゲーム機」というべきだろ う。 あとは、ユーザーがどの部分を重視するかという話になる。内容面は以上だ。
ビジネスでは、米国でXBOX360が有利

台数競争は内容とビジネスの両方で決まる。次にビジネスについてふれると、日本ではPS3有利、米国ではXBOX360有利だ。それは変わらない。欧米のソフトメーカーはかなりXBOX360寄りだ。実際、今回のE3ではXBOX360のタイトルがかなり出展された。平林久和氏が良い指摘
しているが、XBOXは米国の国産機だという点を忘れてはならない。圧倒的な格差がつけば話は変わってくるが、PS3がXBOX360と互角、あるいは
ちょっと良いぐらいなら、心情的にXBOX360に傾く。日本のユーザーや業界人がXBOX360に対して抱いているモヤモヤした感情の逆を考えれば、よ
くわかるのではないか。ギリギリの勝負では、これは無視できないファクターになる。
また重要なのは、EAは2005年については「XBOX360にベットした」という事実だ。360度を取り巻く巨大スクリーンに映し出された映像群。その
下にはXBOX360向けの「NEED FOR
SPEED」がプレイアブル出展されていた。この状況では「EAはXBOX360寄り」と判断するのが自然だ。(まぁもちろん、ムキになって否定する意見
も、きっとコメント欄に寄せられることだろう。)
EAは今年、明らかにXBOX360寄りだ。もちろんPS3が来年出るから、という理由もあるが、もしXBOX360のスタートが好調で、PS3の初動が
つまずけば、来年もXBOX360寄り、再来年もXBOX360寄り、・・・・という事態は十分ありえる話だ。
EAはマルチプラットフォームだが、各プラットフォームで売上に差がかなりある。「Madden」にしても、PS2>>>XBOX>>GCという感じだ。
これは「EAのスポーツゲームを遊びたい数百万人」がPS2を買っているためだ。では、どうして彼らはPS2を買ったのか。第1に現世代機で一番最初に出
たのがPS2だったから、第2にオンライン対応が一番だったのがPS2だったからだ。ご存知のように、EAはマイクロソフトのクローズドな環境を嫌って、
XBOX版のオンライン対応をしなかった。しかし今はその問題は解決されている。そして何より、「次世代のEAスポーツゲーム」を最初に遊べるのは
XBOX360だ。
つまりEAのゲームが購入動機になっている人がXBOX360を買う。最大数百万人ものユーザーが動く。これは大きい。EAスポーツはマルチプラット
フォームだから、XBOX360を買ってしまえば、PS3は要らない。PS2とXBOXの時とは逆の現象がおきるわけだ。
また、XBOX360は有力なFPSタイトルが多い。XBOXも「Halo」を始め、優れたFPSが多く、FPSゲーマーを取り込んで成長したが、そうし
たユーザーが安心してXBOX360に移行できる。まずは「Call Of Duty2」。前作がGame Of The
Yearを受賞しており、秀逸な出来が評判になった。さらに「Quake4」。最盛期の輝きはないが、いまだ根強いファンはいる。そして映像面で非常に評
価の高い「Ghost Recon3」。もちろんマイクロソフト自身が誇る「Halo」の新作も発売予定だ。
XBOXを積極的に購入したFPSユーザー+次世代EAを遊びたい数百万ユーザー。米国での初期タイトルは厚く、初代XBOXをはるかに超えるスタート
ダッシュもありえない話ではない。それだけの台数を生産しきれるのか、のほうがずっと心配だ。
PS3は2006年春とうたっているが、ソニーがかつて日米同時発売した例はない。実際には日本で2006年春、米国で2006年秋という見方が有力だ。
その1年間で、XBOX360がどれだけの台数を積み上げるか、目に見えるようだ。XBOX360が数百万ユーザーを獲得し、PS3の発売タイミングで
「Halo3」のような強力タイトルを叩きつけて、PS3の出鼻をくじけば、面白いことになる。

最後に

トラックバック欄を見ている方はお気づきのことと思いますが、うちのBLOGのコメント欄に投稿されていたあれれ氏が「ゲームのマボロシ」というBLOGを立ち上げておられます。非常に冷静に分析できる方で、ぜひ巡回先に加えてください。
    ○E3雑感(新ハードについて)
    ○成功を受け継ぎ、失敗を反省する
論はボクとは異なり、「ワールドワイドでPS3有利」というもの。大きく違うのは「映像」と「オンライン」のどちらを重視しているかということ。結論は違
えど、思考のプロセスは非常に納得・親近感をおぼえます。
ボクは異なる思考が接触しあうことはすばらしいことだと思います。大切なのは意見(結論)が異なるかどうかではなく、思考のプロセスがしっかりと明示され
ているかどうか。それが無い意見は、ただのしつこい「説得」になり、果ては「布教」「GKの策動」みたいな低次元な書き込みに堕ちます。議論が楽しいの
は、お互いの思考のプロセスが提示される時だけで、結論が同じか違うかは些細な問題です。

Posted by amanoudume at 2005年05月22日 08:07 個別リンク
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Listed below are links to weblogs that reference '三者三様E3' from 発熱地帯.
次世代機戦争なんて本当に勃発するんですか?
Excerpt: 大体の情報が出揃ったところで、今年のE3の印象のまとめ。 「次世代機戦争」とメディアで騒がれた今年のE3だが、 むしろ次世代機にはあまりスポットライトが当たってはいないように思う。 もしかしたらそれは私たちが関心を無くしてしまったからかもしれないが。 ...
Weblog: 名古屋県民の半ヲタ的生活
Tracked: 2005年05月23日 14:35

コメント

>莫大なソフト資産を誇る任天堂らしいサービスで、一夜にして米国のカジュアルオンラインゲーム市場の勢力図を塗り替えた。

こんなサービスがもう始まってたんですか?

初めてコメントさせていただきます。
 
任天堂はレボリューションの多くを公表しなかったのは、他社が情報を出していない間に少しずつ情報を出していってユーザーを刺激する為ではないでしょうか?去年のDSなんかはそれだと思いますし。
 
 (ちょうどそれに自分が引っかかりました。)

Q.次世代ゲーム機に何を期待する?(05/18)
「もうゲーム機で遊ばなくなった」が圧倒的に多い現実

http://www.asahi.com/special/webvote/index.html

これ以上ゲーム離れが起きるようなら、その処方箋を目指すレボは逆境の中、思ったよりシェアを伸ばす余地があります。PS3はその分減るでしょう。

米国市場はXBOXとPS3で半々かもしれませんが、日本市場はレボとPS3で半々という事になるかもしれません。

DAIKINIさん、技術者であるあなたが性能比較面でミスリード誘っちゃ不味いですよ(^^;

http://www.firingsquad.com/features/xbox_360_interview/page5.asp
>FiringSquad: How does Xbox 360 GPU compare in size to the RSX?
>ATI: In terms of size, we're a bit smaller.
ATI社自身が、360GPUはPS3GPUより小さいことを認めてます。この時点で、後藤氏の推測は誤りです。

これはポジショントークでしょうが、EPIC開発者もPS3GPUが性能が高いと発言してます。
Tim Sweeney says G70 > R520
http://www.beyond3d.com/forum/viewtopic.php?t=23212&sid=665096a549ab8ad2246bc2e4f1fd5ce0

PS3とbox360では全体の実効性能を高める上で一番重要であるメモリ帯域にも倍の差があります。これを統合シェーダの効率とバックバッファのeDRAMだけで埋めるのは厳しいでしょうね。

GK乙!
いやぁ、一度行ってみたかったんだよね。
あと個人的にはATIのGPUコアとeDRAM部が別コアだという予測が今ごろになって当たってて嬉しいッス(^_^;
eDRAMはピクセルフィルやZ比較、アルファブレンディング、マルチサンプリングアンチエリアスを自力で解決できるインテリジェントなまさに3DRAMと言えるものみたいですね。でも、これがデュアルダイで1パッケージに入っているとは思いもしませんでしたけど。
最初の流出図版がすべてを物語っていたという・・・もっとじっくり見ときゃよかった。
まあEPICの開発者が言っているのはG70とR520なんでしょ、RSXとXbox360GPUは別物でしょう。特にXbox360GPUは変。
この時点での性能比較なんてなかなかできるもんではないでしょう。

永遠の三等兵さん、この段階で性能予測することが早すぎることは理解してます。

>グラフィック ◎  一部の映像デモは秀逸だが、実ゲームではおそらくXBOX360と大差ない。
>GPUはXBOX360以下との話も
>グラフィック ◎  グラフィックがやや物足り>ないのはソフト開発の問題。GPUは強力

DAIKINIさんの発言の反論として書きました。

あと、これ見れば、実質的な帯域が推測できると思いますよ。(図が間違ってなければ)
http://www.vaan.is.dreaming.org/X360.png

>永遠の三等兵さん、lopさん

ご指摘どうもです。
うーん、ちょっと誤読してた所があったんで、
「XBOX360以下」と断言してる箇所は
まあ外しておきました。

詳細な議論はちょっと置いといて、
GPU性能は”PS3よりXBOX360が上”ではなく
”互角扱い”というのを現時点のスタンスとしておこうかな。

DAIKINIさん、訂正感謝しますです。
発熱地帯は影響力ありますんで。
(ゲーム批評見ました)
あと、私の発言の中に大変失礼な表現があったことをお詫びします。

最後に今回のスペック競争の中で、MSとATIは大変大きなミスをしたと思います。

詳細なスペックが1年も前に漏洩。
http://www.xbitlabs.com/news/multimedia/display/20040627030133.html

これでは勝てるものも勝てないです。

>今度はPSPでPCエンジンが動いてるそうですよ!   某サイトより

なんかPSPが携帯エミュレータ化していってる・・・。PSPの売りであるUMAビデオでもなくCGでもなく、こういった使い方がされ始めているあたりもう末期なんですかねぇ。

次世代機と行列と停電と
http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0505/23/news036.htmlITmedia
Gamesトップページでは、興味のある次世代機について読者からの投票を受け付けているが、ここでのぷっちぎりトップはプレイステーション
3。しかし「ゲームボーイミクロ」という隠し球を持った任天堂が強かったのか、ページビューをたたき出したのはRevolutionだった。これに比例し
てか、Revolutionに投票が集まっていったのも興味深い。先週まではXbox 360とほぼ互角だったのに、頭1つ抜け出した感じがある。
次世代機に対するネットユーザーの注目度を知る資料になるかと。日本ではPS3>レボ>>XBOXではないでしょうか。

日本のシェアは現状と変わらない、北米の動向がおもしろくなるってことですか。
レボのオンライン販売が成功したらPS4で真似るんでしょうね。SCE以外のソフトも販売してくれたら個人的にはすごくありがたいですが。壊れやすい上に
サポート不備なんだからこれくらいはやってもらわないと。

各プラットフォームの文化的心情的ニッチが、より明確になることを期待しています。
消費者的な視点だけから言えば:
・全部買う。
・A社とB社は買う、C社は買わなくてもいいかな。
・A社だけでいいや。
と言った能動的な選択肢が生まれますから。
ちなみに、一番まずい(そして、昨今一番ありそうな)のは:
・全部買わない。

・全部買わない。
<ttp://www.asahi.com/special/webvote/index.html
あう・・・

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050520/x360_g.htm
こにも360のGPUの詳細が載っていました。
正直素人が見てもまったく理解出来ない内容なので
漠然に凄いと言う事しかわかりませんでした^^;
RSXのように大したデモもしてないようですし。
XENOSがある事でどれだけ凄い映像が作れるのかを見せてもらいたかったですね。
やはり、MSにはもう少し魅力的なプレゼンを
行えるように勉強してもらいたい物です。

パブリッシャー間のロイヤリティーに格差をもうけると公言しているMS陣営にEAが当面肩入れして、SCEとの交渉を有利に進める可能性はあるでしょう
ね。仮に市場形成が5:5のようになったらEAにとっては双方のロイヤリティーが下がって利益を押し上げる事になるでしょう。きっとスクエニもしかり。

lopさんへ
Epicの発言をそのまま鵜呑みなんてPC系GPUを追っかけてる人なら絶対しないですよ
PCゲーム界ではEpicは
nVIDIAの右腕(口の悪い人はnVIDIAの忠犬)
と有名です、彼らがATiのチップの方が上なんて発言する事自体がありえませんw
これと真逆な存在が
ハーフライフ2を開発したValve
こちらも当時はnVIDIAのGPUを扱き下ろしました
PCゲーム好きでATiかnVIDIAのGPUを追いかけている人間としては「またやってるよ」程度の物ですよ
面白いのは態々どちらも正式発表すらされていないG70とR520で比較コメントした所
MSを怒らせない配慮をしつつnVIDIAを支持するためとしか思えませんけどねw

いや、できないと思いますよ(失礼)、lopさん。
物理的帯域は書いてありますが、実質的な帯域は中を流れるデータの内容も問題になってきますしね。
まあRSXは見方によってはアミガっぽいかもしれないなあ(^_^;
普通、プログラマが「XBOX360以下」と断言する場合とかは、オレはRSXより早く動かすよって宣言なわけでミスリードでもなんでもないわけです
が・・・
”互角扱い”ってのは、どっちやっても損はないってことで、「えーん、ホントはGSなんかやりたくないのに」と嘆くようなことはないってふうに、曲解しと
きます。
ええ、なんでも曲解。
それでもって断言(@_@;