発熱地帯を始めて3年、「ゲームの次世代」を考察しつつ続けてきましたが、携帯ゲーム機中心の時代の到来で、誰の目にも未来が見えてきました。そういう意味では、『ドラクエ9』のDSでの発売決定は、今年1年を締めくくるにふさわしい象徴的な事件でした。
ひと区切りということで、移転&リニューアルしようかなと思ってます。ぶっちゃけ、そろそろ話のネタが無くなってますしね。PS3もXBOX360もWiiも所詮は、携帯ゲーム機に対するサブ市場ですから。大局に変化は無いと思います。
移転先については、特にトラブルが無ければ、年内には告知したいと思います。
SHI-NO 愛の証明
放っておけば最悪の殺人鬼になる魂と断言された黒い少女志乃と、年の離れた幼なじみである大学生の「僕」の2人の物語。その第4巻にして、第一部完。
シリーズの中で最も緊迫した状況が展開します。
狂信的な自殺サイト「デッドエンドコンプレックス」の残党からつけ狙われていた志乃は、「僕」と共にデパートに閉じ込められ、あと2時間で毒ガス付きの時限爆弾が爆発する状況に追い詰められます。志乃は最悪でも、「僕」だけは助けると断言します。それは、誰であろうと、自分であろうと必要であればためらわず殺して、僕を助けるという事。
普通なら小学生の少女がそんな事できるはずがないし、考えるはずがないと一笑に付す話。けれども年の離れた幼なじみである大学生の「僕」は、彼女が本気なことを知っています。志乃は普通である僕の理解できない、黒い魂を持っています。かつて兄弟同然の幼なじみで、再会してからも同様に、家族のように暮らしている「僕」だから気づけた事。
この巻で、ついに「僕」は志乃ちゃんとどう係わり、生きていくのかを決意します。殺人鬼の魂をもつ彼女の全てを、その理解できないほど黒い精神を、僕はすべて肯定して生きていくのか。彼女は僕に愛されるために自分の魂を殺して、生きた抜け殻として在ることを願うのか。それとも・・・・。
そして「僕」と志乃ちゃんは歩き出す、最悪を回避するために、次の一歩へ。
生きる事の意味をわりと真っ向から、愚直に書いた部分が多いので、リアル中高生でないと青臭いというか拍子抜けするかもしれませんが、そういう読者は志乃ちゃんに萌えればいいと思います。(結局、それか、俺orz
支倉志乃といえば、ライトノベル3大小学生ヒロインの1人ですからね!
(他の2人は『紅』の九鳳院紫、『円環少女』の鴉木メイゼル)
コメント
自分もネタ無いんだろうな、と思ってみてました。
ハードも発売されましたけど、
所詮ゲームはゲーム。
売れるにゃ売れるし、
ニーズを生めれば、もと売れるとな。
自分は長い目で見てるとします。
発売されたばかりですしね、
暖めねば温度も上がらんでしょう。
投稿者: おーざき | 2006年12月27日 17:32
えっ〜〜〜、発熱地帯が無くなるんですか??
私は長年の読者でしたが、今回が初のコメントになります。
リニューアルしてもゲームの話題は取り扱うんですよね、DAKINIさん??
投稿者: リコ | 2006年12月28日 16:58
>おーざき さん
特にこの冬は、我ながら顕著でしたね(笑
>リコ さん
無視はしませんが、大幅に記事は減るんじゃないかと思います。
ここ最近はかなり減ってましたからね。
投稿者: DAKINI | 2006年12月29日 21:55