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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2005年01月02日

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いいたします。
本当ならここで今年の抱負でも書くべきなんでしょうが、カッコいいことが浮かびません。
つーか、すっかり正月ボケですな。
忘年会でも出ましたが、現状の一番の問題点は、据置ゲームの未来がいまいち見えにくいことですね。
「最近ゲームやってません。やれません」
「ゲームじゃなくてもいいゲームが多いよね。DVDビデオでダイジェスト版をぜひ」
「据置ゲーム作りたくない」
暇つぶしという側面は携帯ゲームや携帯電話に食われている。
王道娯楽としては映画に比べてお金も時間もかかる。
物語を楽しむなら、ラノベなら十分の一の値段ですむ。
最近のRPGなんかは、数千円分の時間をもたせるためだけに、無駄に冗長になっている。
「ゼノサーガ」や「マグナカルタ」はその良い例。「テイルズ」も冗長感が否めない。
おそらく次の5年間(次世代据置ゲーム機の世代)の課題は、価格と消費時間と開発コストのつりあい、ユーザーの欲求と供給側の思惑のつりあいを取ることでしょうね。

大方の予想どおり、次世代になれば、いよいよ北米も今の日本のゲーム産業と同じような状況に陥るでしょう。
値段を高くできない割りに、開発コストは増えつづける。
ミドルウェアの有無はむしろささやかな問題で、
圧倒的に増大するデータ制作コストが大きな負荷になってくる。
日米とも、中国へのアウトソーシングもますます活発化するでしょう。
他産業の企業の多くが体質を変化させているように、
正社員を抑えて、派遣社員増でまかなうようになるでしょう。
PS2の中期から始まった体質改善の動きは、今後も継続すると思います。

コスト削減の果てに均衡点に達するのか、あたらしいビジネスモデルを打ちたてるのか。
そこら辺に注目していきたいです。
(「新しいビジネスモデルを打ち立てればいいんじゃ」と業界外の自称ビジネスモデル構築人はいうけど、説得力のある話が出てきた試しがない。つーか、連中って、ただのたかりだしね)

Posted by amanoudume at 2005年01月02日 06:45 個別リンク
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コメント

ドリマガに掲載されたクリエイター様のコメントも同じようなことを指摘してました。
現状に飽きてきた作り手の方々が次に何を作るのかに期待してます。

【まとめ】
・PSPは据え置き機と方向性が変わらないから作りにくい
・PSPは開発コストがかかるのでコスト削減する努力がいる ←
・映像を美しくするためだけの技術志向はもう飽きた
・NDSは新しいゲームを作りたくなる魅力がある

【クリエイターがPSPとNDSを比較】
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