ちょっと古い話題になってしまいますが、Passion For The Future「企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法」が
面白かったです。ボクもこういうことはやっているので、他人がどういう方法を採っているのか、という点は多少興味があります。
アイデアマラソンというのは単純にいえば、1日最低1個の発想を毎日ノートに書いていき、数千数万蓄積していくことです。根本はそこで、記述の方法の詳細
は人によって色々あり得るでしょう。例えばこの著者の人とボクが採っている方法は、多少の違いがありますし。
(とはいえ、この「アイデアマラソン」の著者のように20年間欠かさずにマラソンしてきた人の方法論は読むに値する価値はあるかもしれません)。
ボクは検索性を重視しているので、テキストファイルに書きためていますし、この著者の人のいう「1個の発想」よりも大きな単位で「1個の発想」をとらえて
います。というのも、最初は短く書いていたんですが、かなり詳細に書いておかないと、メモを読んでも、後々思い出せなかったり、その時の勢いが再現できな
かったりしたからです。記録の仕方自体も、数ヶ月ごとに方法を見直して、改良を加えることにしています。
こうした毎日のメモの効能の1つは、思考のサブアセンブリをたくさん作れるということで、すぐに形にならないとしても、なりそうな状態のものが毎日たまっ
ていきます。しかし実の所、溜まっていった結果(メモ)そのものよりも、毎日考えた結果、思考に筋力がつくことにむしろ価値の本質があるのでしょう。
すでに成功している人であれ、これからの人であれ、毎日考えている人とそうでない人には、圧倒的な差があります。ちょっとした雑談程度であれ、真面目な議論であれ、話していて明らかに有意の差が出ます。(もちろん、考えてない人は常にその現実に無自覚です)
考えてない人は、見通しが狭いですね。先々のことについて何をいっても、そのほとんどが外れていく。また、反省能力がないので、いっこうに良くならない。
コメント
発熱地帯様
アイデアマラソンにコメントいただき、ありがとうございます。アイデアマラソンは極めて弾力的で、人それぞれの領域で、それぞれのやり方でやれば、良いと
思っています。
ご意見の中で、
『毎日考えている人とそうでない人には、圧倒的な差があります。ちょっとした雑談程度であれ、真面目な議論であれ、話していて明らかに有意の差が出ます。
(』
は、まったくその通りです。
私よりもお若いと思います。がんがん記録を、PCでも、ノートでも残されて、私を超えてください。簡単です。私よりも長生きされればよいのです。
2月6日に、PHPから「思いつきをビジネスに変えるノート術」を出版しました。これはアイデアマラソン発想法入門です。たくさん、例題を出してありま
す。また私の発想もたくさん加えました。
ナイスなコメントpありがとうございます。
樋口健夫
カトマンドゥ
投稿者: 樋口健夫 | 2004年02月10日 10:36
発熱地帯様のHPは面白いです。バンダイの立体視のことも驚きました。
アイデアマラソンに関しては、だれでも、どこでも、いつでもできる「3でもシステム」です。実行している人のパーソナリティで進められればよいと思いま
す。発熱するのは、出された発想を、テキストファイルにとどめず、周りや、HPでも、どんどん放射することです。そうすると、周りから反射熱を受けます。
これが強烈な影響で、めちゃくちゃ面白くなります。
がんばってください。300個の発想数を超えられたらご連絡ください。ご質問は、いつでも
URLを通じて。
樋口健夫
ネパール
カトマンドゥ
投稿者: 樋口健夫 | 2004年02月13日 01:44
はじめまして。
なんと、著者ご本人からコメントをいただけるとは思いませんでした。大変恐縮です。
ボクの周りの何人かにも、樋口さんの著書を薦めているところで、みんな大変関心を持っているようです。
>「思いつきをビジネスに変えるノート術」
早速、読んでみたいと思います。
樋口さんの著書は大変勉強になります。
ボクもこれまで通り、毎日積み上げていきたいと思います。
投稿者: DAKINI(管理人) | 2005年10月24日 07:28