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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年08月09日

北米ゲームバブルの崩壊の序曲

狭い人たちの祭りは終わる

少し前の話になりますが、E3が大幅縮小するというニュースが話題になりました。ボクはゲーム系ブログのくせに、今年のE3は完全スルーしたぐらいですから、個人的には「さもありなん」という感じ。でも意外な展開だと思っている人もいらっしゃるのでしょうね。

「今年は過去最大のE3だね!」「次世代機が揃い踏みして、盛り上がったね!」などと浮かれポンチのように書き立てていた方々もいらっしゃいましたし。そういった感想を書いていた方々がどういうコメントをするのか、非常に楽しみでなりません。

本来はビジネス的なイベントだったはずなのに、いつの間にかゲーマーのゲーマーによるゲーマーのためのイベントになっていた節があります。ゲーム業界人が集まるといっても、実際はコアゲーマー的な視点だけを持った人が多く集まり、ライターの人たちもコアゲーマーで、熱を込めて記事を書くのはゲーマー好みのゲームばかり。 E3で話題になろうが、アワードをもらおうが、現実の広大な市場とはまったく関係ない。E3なんてそんなもんです。

E3が縮小した理由はいくつか噂されていますが、例えばこちらの海外サイトでは10個の理由が挙げられています。

  1. E3が肥大化し、多額の経費がかかるようになり、費用を出す各パブリッシャーにとって費用対効果が見えにくくなった。
  2. 任天堂、ソニー、マイクロソフト、EAといった超大手企業がE3への不参加を決めたため。超大手同士が軍縮(費用削減)に合意した。
  3. メディアがE3を取り上げても効果的ではない。
  4. コンテストでもないのに、メディアは「E3の勝者」を決めたがる。茶番劇だ。(2005年はソニー、2006年は任天堂)
  5. パブリッシャー単独のイベントが増えてきた。
  6. 常識的な判断。例えば任天堂ブースでは、2時間も3時間も行列に並ばせてしまっている。もっと良いやり方はあるはず。
  7. ネットが普及して、わざわざ行かなくても動画や体験版を配信できるようになった。
  8. コンベンションセンターを借りるのは高い。
  9. E3の準備に莫大な労力がかかる。開発チームもゲーム制作の途中でE3用に特別なバージョンを作らなければならない。
  10. 巨大ショウという発想が古臭い。
こうした理由はどれももっともらしい物ですが、根本的には余裕が無くなったからでしょう。日本でも東京ゲームショウは年2回開催でしたが、ゲーム市場の縮小が進み、各社の余裕が無くなってくると、年1回開催に縮小されました(2002年以降)。


崩れ始めた「日本孤立論」と「北米優位論」

北米のゲーム市場の縮小がついに始まったことと合わせて考えれば、北米のゲームバブルがいよいよ崩壊し始めたと判断していいでしょう。各パブリッシャーの赤字も拡大しています。
米ゲームソフト大手の4−6月、赤字幅が軒並み拡大 デジタル家電&エンタメ-ゲーム:IT-PLUS

面白いことにE3以降、欧米パブリッシャーのWiiへの評価が急激に高まり、当初の計画より多くのラインナップを投入し始めています。XBOX360が日本で大失敗したことは周知の事実ですが、XBOX360ファンのブログの一部では、「日本孤立論」のようなトンデモ理論を唱える人がいらっしゃいました。また同じようなことを書き散らしていた欧米マンセー主義者もいましたね。

日本では軽いゲームが勢いをもち、Wiiが高いシェアを握る。一方で海外では、より映画的なゲームが伸びていき、XBOX360がシェアを握る。そしていずれはマイクロソフトが海外の巨大市場を背景に、日本も攻め落とすだろう・・・・。まぁ「僕の大好きな欧米ゲームを受け入れない日本人は、しょせん世界的には非標準なんだよ。いずれは世界標準のゲームに市場を支配される運命さ。僕って、先見の明があるよね」というような気持ちがどこかにあるんでしょうね。そのために感情論に満ちた、冷静さを欠いた理論を唱えてしまう。滑稽、滑稽。

しかし実際には、日本のゲーム市場では最先端の現象が起きていただけです。

  • 北米ゲーム市場も日本のように縮小が始まりました。
  • 東京ゲームショウが縮小されたように、E3も縮小されました。
  • 欧州ではDSの新規ソフトが大成功をおさめ、北米でもDS Lite が売れ始めました。
  • E3後、欧米のパブリッシャーが続々とWiiに力を入れ始めました。
欧米マンセー主義者の「日本ゲーム業界孤立論」はあっさり崩壊したのです。日本のゲーム開発者のごく一部は、「日本が特殊な市場」「ゲーム離れは日本特有の現象。海外ゲーム業界は繁栄が続く」などという、一部の欧米マンセー主義者のデマに流されてしまいました。その結果はおのずと今のゲーム業界に現れていると思います。

ゲーム開発者のみなさん、あなたがたが機会損失をしたのは、いったい誰の言葉を真に受けたからですか? あなたがたが耳を傾けておけばよかったと後悔しているのは誰の言葉ですか? 別に誰が詐欺師だとか、戦犯だとか言うつもりはありません。どのライターがどんなアレげな事を書いてきたか、当然記憶にも記録にも残していますが、あえて過去を指摘するつもりも今はありません。大切なのはこれからです。

「日本のユーザーは保守的」という誤った認識は、すでに過去の妄言であることが露呈しています。ユーザーに媚びる必要はありませんが、「ユーザーを信じる」ことが大切。ユーザーを信じるから、ユーザーから信じられる。それが娯楽の基本ですし、Web2.0の基本精神にも通じるところですね。


補足: E3後の欧米ゲーム業界の動向

参考までにE3後の欧米のゲーム業界の動きを簡単に挙げてみます。

E3で海外パブリッシャーのWiiに対する見方が一気に反転。もともと親任天堂のUbiSoftを除いたパブリッシャーは慌ててWii向けラインナップを急増させています。実際に市場に出てみないと結果はわかりませんが、Wiiに大量投入するUbiSoftが賭けに勝つかもしれません。

Wiiへの期待感が大きいだけでなく、PS3への失望も大きかったからでしょうね。海外では「Wii60」という造語があります。PS3を買う金があれば、WiiとXBOX360を買えてしまう。この2つのハードがそれで十分じゃないか、という意味です。そして実際、海外勢は(少なくとも今年度については)Wii60に注力しつつあります。

Posted by amanoudume at 2006年08月09日 01:43 個別リンク
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コメント

少なくとも2010年までの
個人的に想定するゲーム市場


主要ゲーム市場(専用機が支配する)

Wii DSlite


準ゲーム市場(万能系端末による)

PC 携帯電話


日本は元々小型寄りの
マーケットですので

DSlite>Wii(DSと=でもいいけど)
>携帯電話>>>>>>>>>>>>>PC他
といった感じになりそうですね。
そもそも日本ってPCゲー市場の
規模が非常に少ないので
XBOXが全く受け入れないのは
日本向けソフト+前回の失敗だけじゃなく
PCゲー市場がほとんど
存在しないというのが大きいと思います。
(PCで強いのはエロゲーくらい。)
ハードメーカーとしてもエミュの
問題もあるのでユーザーをPCには極力
近づけたくなかったというのが
実態でしょうね。

PS3も日本ではXBOX360よりは
間違いなく売れるでしょうけど
所詮はそこまでだと思います。
マイクロソフトはXBOXなどの
ホームエンターテイメントの
プラットフォームをゲーム機で
狙わずPCゲームに力を入れた
方がいい気がします。
(X360とPC向けソフトが互換が
あったりすれば一つの
普及プラットフォームとしての
存在もありでしょうが。)

妄想(願望)です。

任天堂 これからの戦略 2006-2011年あたりまで

アップルとの連携
(岩田社長は古くからのマック信者、
また双方とも相互の携帯端末からデザインに影響を受けているように感じる)
wiiにiTunesを搭載し、パソコンを持っていなくても、
又使わなくてもipodを使える環境を整える。(SD使用)
これにより任天堂は携帯ゲームの主要プラットホームであるDSliteと
携帯音楽プラットフォームのipodの二つを利用できることになる。
(もちろんアップルとしてもメリットは大きい)
これとオペラ搭載(ネット利用によるネットサーフィン・各コンテンツ配信・簡易動画)
により、Wiiはホームエンターテイメント機の地位を確立する。

既に任天堂は何でも自前という方式ではなくなっている。
(ユーザー利便性を中心に考える。競合を除いた、
ユーザーが既に持っている端末・ソフト、
支持を受けている端末・ソフト、
使い慣れてるシステムなど。)

ネット環境 先進国中心にADSL・CATV普及
(ネットサーフィン・カジュアルゲーム・
過去ゲー・音楽・簡易動画が安易に利用可能)

任天堂の2012年前後の次世代据置端末

性能 XBOX360-PS3 程度

ネット環境 先進国中心に光ファイバー普及
(ようやく高容量ソフトのネット配信が現実的に。
また高画質動画も問題なく、Wii2(仮)が本格的に
ホームエンターテイメント分野を支配する。)

テレビ環境 先進国中心にハイデフ対応


さらに妄想です。

2010-2011年頃

DS2(仮)

PSPよりは性能が上
(その時点でのコスト
パフォーマンス及び大きさや
バッテリー容量次第)

カセットスロット無し
(そのため性能向上も
十分スリムに対応可能)

SDカードなどにダウンロードする。
DSソフトとの互換はWii等を経由して移管可能に
またニンテンドウクラブに登録した
DSソフトの場合はソフトが既に無くても移せるようになる。

ゲームコンソール時点で新作中心に移行していた中古ゲーム屋、
この頃を境に中古ゲーム屋が本格的に
ゲーム機本体・周辺機器販売に移行するか撤退を始める。
同時期にPCゲームもダウンロード販売が主流になりはじめる。

DSlite以上に完全にWiiと連動。
(Wii2(仮)とも連動)

ニンテンドウが一部リアルビジネスの破壊者として名を轟かせる。
(もちろん、逆に活性化するビジネスも多くある。)

少し前に、「日本全国・旅の指差し会話帖DS」の名前で投稿された方
ですね。豊富な未来想像、楽しく読ませていただきました。

このコメント欄は特に連続投稿禁止などはしておりませんが、文章
サイズの制限も無かったと思いますし、今後はできれば1つないし
2つにまとめていただければ、ありがたいです。他の方も投稿される
という事を少し意識していただけると、ありがたいです。よろしくお願い
いたします。

DDDDDさんは、非常に任天堂を高く買っておられるようで、少々
任天堂に都合の良い(良すぎる)将来予想をされておられるな、
というのが第一の印象です。

PC上でのゲームという点では、パッケージビジネス的な見方では
ゲーム機や携帯電話に比べてかなり小さいのですが、今のPC
ゲームの主要市場はオンラインゲームですから、そもそもエロゲー
の市場が小さいというのは、何の論拠にもなりません。

Web連携という点では、PCと携帯電話はやはり圧倒的なものが
あります。パッケージの売上をあえて抜いて、オンラインサービス
での収益に限れば、
    PC>>携帯ゲーム機>>据置ゲーム機
という可能性さえあります。しばらくはキャメロットのような「ゲーム機→
PC」組が続く可能性も高いでしょう。

トータルで見ると
    携帯コンテンツ全体>>携帯ゲーム機>据置ゲーム機>
    携帯電話ゲーム>PC(オンライン)
といった所でしょうが。

据え置きバブルが崩壊したと言うより、
PS3への過剰投資が回収の見込みが立たなくなり、傷が広がらないうちに方向転換をしたというところでしょうか。
DSが海外で売れ始めましたが、私はその動きは限定的だと思っています。
ただ、これはアップルの動向次第で大きく変わるでしょう。
アップルと任天堂が仮に手を組めば、任天堂はゲームメーカー以上の格式を得ることになります。

今回の欧米におけるゲーム市場の縮小は単純にユーザーの購買力を超えて
商品価格を高騰させすぎたのが原因と考えています。
日本におけるマニア向け市場が先鋭化することでの市場先細りとは別の事態ではないでしょうか。
その証拠として、北米でPS2のキングダムハーツがヒットしてスクエニの上半期の利益を牽引した事実があります。
PS2市場はまだ死んではおりません。
では、今据え置きが伸び悩むのはなぜかと言うと
ユーザーの財布はひとつという考え方のほうが妥当のような気がします。
DSが売れた分、購買力が低下したというわけです。

日本におけるDSのほうが便利であるとか新しい体験ができるとは
一線を画しているのではないのでしょうか。

E3におけるくだりは同意いたします。
投資過剰で、資金の回収の目処が立たなくなったというのが自然だと思います。

個人的見解ですが少々。

PS3はシェアを日本では360以上伸ばせるでしょうし、有利と言われているWiiまでは届かずともそれなりのシェアを確立すると思ってます。そして海外では見事にこける。
こういう状況になる可能性は十分にありうると考えています。PS3の値段は海外では(日本もだけど)批判を食らっていますし360も好調。ただ日本の場合、名前のブランドでそれなりには売れる。例え中身が整っていなくとも360よりは売れるそんな気がしてたまりません。

次世代機のゲーム開発費が高騰、特にPS3ではそういう傾向にあると記事で読んだことがあります。それを踏まえると、市場縮小がかなり進んでいる日本ではそのコストを回収することができません。それなりのヒットを飛ばさない限りは。
そこで近年は海外で資金回収をする企業が増えてきたわけですがPS3が海外で売れていなかった、シェアを伸ばせなかったのであれば、その資金回収ができないわけです。
このため日本で日本人向けのゲームを作っても日本でコスト回収できず、海外でも回収できそうにないのであれば、日本の企業はDS、もしくはWiiに逃げ込む形になるきがします。孤立とは少し違いますが、PS3、360などの高性能ハードで開発すること自体が少なくなるのでゲーム開発の技術が落ち、次次世代機あたりでツケが回ってくる。孤立というよりは取り残される、でしょうか

とまぁ結局のところ次世代機では、日本が任天堂、北米がMSという形になるのでは

比率的には
日本 PS2 45% Wii 40% PS3 10% 360 5%
北米 360 40% Wii 35% PS2 20% PS3 5%

実際のところ今のシェアを知らない、調べても出てこなかったので完全完璧に推測の域をでないんですけどね。
あと携帯ゲーム機は入れませんでした。あまりにもわからない分野だったので適当なこと言ってもあれかなぁと。今の日本市場から携帯ゲーム機を入れなきゃ意味無いじゃん、とか言われたら終いですがw
あくまでも次世代機ということでw

北米は 360! 360! の声で満ちているはずなんですけどね。

どうも日本の後追いとはちょっと違うような気がします。
やっぱり地域差が如実に表れてきているのでしょうか?

でもnintendogsや脳トレなど幅広い層に訴求するゲームは
地域の壁を超えている、という点は興味深いかも。

>Nisetanaka さん

日本のゲーム市場の縮小にしても、数年間かけて進行して、
あそこまで酷い状態になりました。北米のゲーム市場の縮小は、
”まだ1年目”です。
日本でも最初は、大作ソフトと中堅ソフトの売上格差の拡大、
として現象が顕在化し、それからさらに数年して、続編の売上
低下、RPGジャンルの低迷が起きました。キングダムハーツの
ような続編物の売上に影響が出るのはもう少し先の事でしょうね
(ただ、例に出されたキングダムハーツは日本では女性ユーザー
に支持されているので、売上低下は特に見られないタイトルです)

「2004〜5年のDS大成功時の日本のゲーム市場縮小の進行度」
と「2005年の北米市場縮小の進行度」は、かなり開きがあります。
当然、DSの路線の勢いにも差が出るわけです。しかし北米の市場
縮小が少し進んだだけで、DSやWiiが勢いを増しているわけです。
さてこれからさらに北米のゲーム市場の縮小が進めばどうなるか、
想像するのはさほど難しくありません。

現在はNisetanakaさん自身が
>PS2市場はまだ死んではおりません。
と書かれているとおり、『まだ』親でないというだけのことなのです。
北米には日本の現象が「遅れて」現れているのですね。


>osamune さん
> 次次世代機あたりでツケが回ってくる。
> 孤立というよりは取り残される、でしょうか

別の市場を形成するので、「取り残される」のはむしろ北米勢で
しょうね。それこそ「据置→携帯」へのシフトが進んでしまえば、
据置のシェアやら技術やら、どれほどのものがあるのやら、ですね。

まぁもちろん、osamune さんのように、携帯ゲーム機なんてほとんど
知らないし、据置ゲーム=テレビゲームだろ、というような価値観は
ありますね。そういう価値観は存在しますが、それがはたして今後の
日本で多数派の考え方なのか? それは少数派ではないかと思います。

では海外は?というと、これも欧州でDSが成功し、北米でもゆる
やかにDSが成功しつつある状況を考えると、日本よりはスロー
ペースですが、日本のようになると考えます。


>exor さん

単純に北米はゲーマー層の人口が多い、という事実があります。
北米で360というのは自国の機械だからというのもあるわけで、
現象としては、「重厚長大&高級機&プロセッサ性能至上主義」を
支持する人がいまだ多いのか、減少に転じているのか、という点に
注目すべきだと思います。

北米においても、ゲーム以外の娯楽が力をつけてきて、時間を
奪うようになったり、ユーザーの年齢上昇によってゲームプレイ
時間が減ってくることで、日本と同じような現象がよりいっそう
顕在化すると思いますよ。

> でもnintendogsや脳トレなど幅広い層に訴求するゲーム

ゲーマー層が十分多く、ゲームもたくさん買ってくれる北米では、
それ以外の層に対するアピールが十分ではなかった、という事だと
思います。十分食えている間は、ユーザー層を広げる努力をつい
つい怠りがちになるものですから。

自動車がすでにそうなっていると聞きますが、各地域ごとに車を
投入するのではなく、各地域のある層に向けて製品を作る。
例えば、庶民向けの車は北米の庶民&日本の庶民&中国の
庶民&欧州の庶民&・・・・に向けて作る、という考え方もあります。

おそらくライト層向けのゲームの方が、そうした戦略には向いている
ような気がします。マニア層ほど地域差が大きくなる傾向にあると
思いますから。

日本のライト層、北米のライト層、欧州のライト層、中国のライト層
に向けて作るという考え方ですね。

いつもコメントを書き込ませていただくのが遅すぎてもうしわけありません。遅い自分のコメントにも後からレスして戴いて、なんか2度手間を取らせてしまっているようでなおのこと。。。。

で、今回の遅レスですが(笑)、

任天堂とAppleの提携を妄想(希望)されているコメントを見受けましたけど、自分は任天堂とSCEが携帯ゲーム機市場で協奏する図式よりも任天堂とAppleが携帯ギアというより広い括りでガチンコのライバルになるような感触を持っています。

コンテンツへの出費という可処分所得の行方(用途)という意味では、DSとiPod/iTunesはとてもバッティングする、いや既にしているのではないかと思うのです。

なので、任天堂とAppleの提携を考える機会が両社の幹部にあるとしても、それはジョブズにとってはあり得ない決断のような気がします。岩田さんも個人としてのAppleファンという立場で経営判断してくるとは思えませんから、どう考えるか、妄想、仮想でしかないですが、想像するだけでも楽しいです。

自分的にはiPodにFlash Player載らないかなあ〜!

(またFlashFlash言ってる自分。。。)

任天堂とアップルの提携はまぁ現実的には無いでしょうね。
ぶらりんさんがおっしゃるように、競合相手だと思います。

とはいえ、任天堂は子供向けも含むため、価格が全体的に安く、
アップルは高級感のあるブランドのため、全体的に高いです。
またハードのデザイン力は大きな差がありますね。そういう違いが
あるにしても、両社ともハードソフト一体型企業であり、高い商品企画
&開発力を有するという点で、ぶつかる部分が多いと思います。
仮に協力してもシナジーは特に無いでしょう。

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