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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年06月21日

何を楽しみに生きたらいいのですか?

と書くと、なんだかまるで本気で人生に絶望しているような文章ですね。しかし今さらそんな演技しても、誰も心配してくれるようなキャラじゃないしなあ、俺。

さて、今期のアニメは『涼宮ハルヒの憂鬱』『桜蘭高校ホスト部』のダブルハルヒを始め、なかなか豊作だったわけですが、来期のアニメは美少女ゲーム原作モノがえらいことに。大変なことに。悲惨なことに。
くわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ! 
2次元人に楽しむ夏は無いってか?

・つよきす COOL×SWEET
笑っちゃうぐらい、ムチャクチャなアニメ化ですね!
原作ファンですが、観ませんよ、ええ(涙
原作を遊んでないと公言する脚本家、原作どおりにやっても原作に勝てないからオリジナル展開でいくと言う監督、ツンが苦手と公言する監督、キャスト総入れ替え、主人公交代、似てないキャラデザ、・・・・。

ちなみに開発元のきゃんでぃそふとのシナリオライター、タカヒロ氏は独立したという噂が流れているようで・・・・。『姉、ちゃんとしようよ』『姉、ちゃんとしようよ2』『つよきす』すべて買っている身としては、新作に期待してます。新天地で素敵なゲームを作っていただきたいものです。

・乙女はお姉さま(ボク)に恋してる
祖父の遺言によって、宮小路瑞穂(男)は女性だけの学校に通うことに。女装が似合うせいか、何故か理想のお姉さま「エルダ・シスター」に選ばれてしまう。男の子なのに、全校生徒から憧れのお姉さまとして注目を浴びる日々。はたして彼は、無事に卒業することができるのか・・・・。

と、まあ、何となく『マリみて』や百合ブームの影響を感じる作品ですが、やってみるとなかなか面白い。展開は地味めで、それほど意外性があるわけではありませんが、丁寧に雰囲気が作られていて、王道な話が好きな人は楽しめると思います。キャラの立て方はちょっとおとなしめです。

それはいいのですが、これもまたアニメ化に際してグダグダゴタゴタが・・・・。
『処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる
皇帝φ機構-Emperor System Zero- 「誰がためのアニメ〜アニメとギャルゲとエロゲーと」
原作のシナリオライターさんもキレてるみたいですね。

そんなこんなで盛り上がらない夏になりそうな予感orz
今年の夏を俺はどうやって過ごせば・・・・エロゲーも微妙だしなあ。
今の所はOverflowのノンストップアニメーションゲーム『SummerDays』1本。くわーーーーーーーーーーーっ! どうせまた三角関係の果てに散々もて遊ばれた女の子がノコギリ片手に、恋敵の女の子の首筋をザシュッ! 三角関係の女の子2人が仲良く妊娠報告を男にプレゼント。生きていくのが嫌になった女の子が結ばれた男女の目の前に飛び降りてきてグシャッ! という素敵な恋愛模様が繰り広げられるんでしょうなあ。夏場にはふさわしい作品ですが、今週発売予定。

Posted by amanoudume at 2006年06月21日 07:40 個別リンク
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コメント

はじめまして。大きく広い視点からゲーム業界論にゲーム論、そして萌えアニメに関する鋭い考察と、いつも興味深く拝見させていただいております。

・つよきす
アニメ業界は、「月姫」の失敗から、何も教訓を得ていないということでしょうか。エロゲに限らず成功作は、製作者が元になるゲームの面白さを理解して、その面白さを知らない視聴者に伝えようとすることが絶対条件だと思うのですが。ただでさえコアな層を狙った作品なのに、一番客になってくれるであろう、原作ファンを切り捨ててどうするの…

・オトボク
リンク先から、原作ファンと声優ファン双方の主張を読み比べてみて、声優ファンのオトナな対応が、微妙に不快。原作者&原作ファンのやるせない気分を「商売っちゃそういうもんだ」と、あっさり切り捨てることで、自分を高みに置いて悦に入っているような。蛇足ながら、アニメ版「リリカルなのは」シリーズにおける

高町なのは=田村ゆかり

に、かけらほども違和感を感じない自分は、両者から「こうもり」扱いでしょうか?

はじめまして。

アニメのどこで儲けるかという部分なんでしょうね。アニメその物の
出来と声優さんのCDの売上。アニメの出来とプロダクションが
売り込みたいメンバー。こうした事の兼ね合いでしょうから。

アニメの出来が良くて評判を呼び、声優の人気も上がり、CDが
売れる。理想は「Win-Win」のはずなんですが、なかなかそうなって
ないのは悲しい実態ですよね。

お互いを信じてないのかなあ。自分の取り分は絶対確保したい、
他はどうなっても知らねーよ、みたいな。不毛ですよね。スレた事を
小利口にこなすのがビジネスなんだ、大人なんだ、という非常に
間違った認識をもった人たちが多いんでしょう。

まぁ世の中、Win-Loseの関係が圧倒的に多いから、どうしても
近視眼的になっていきますし、小利口になる=「経験を積むこと」
と勘違いしてしまう人が出てくるのも仕方ないのかもしれません。
もう今の時代、Win-Winという所に持っていかないと、結局ジリ貧に
なっちゃうんですけど。

>「リリカルなのは」

「リリカルなのは」は、原作を大幅に改変しながら成功した希少な例
ですね。アニメビジネスをやる人たちには、ぜひ学習してほしいです。

あそこまで別世界を作ってしまうというのは1つありだと思います。
オリジナルキャラの方が多いぐらいですし。
ただ、「なのは」の場合は
  A)原作者が積極的に関わった改変
  B)「なのは」が攻略不可能キャラなので、
    「とらいあんぐるハート3」本編のファン
    にとって、致命傷にならない。
  C)原作ファンも外伝として楽しめた
  D)魔法少女モノとして秀逸な出来だった

といった点が成功の秘訣だと思います。

(二重投稿は特に気にされなくて結構です。こちらで簡単に処理できますので)

*ちなみにこのブログを読んでいる2次元人で「リリカルなのは」を
観ていない人には、「ハルヒも良いけど、なのはもオススメ」して
おきたいです。

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