最近の記事
カテゴリー
過去ログ
検索


このサイトについて
このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年03月09日

PS3はDSに勝てるのか!?

ふと気がつくと、次世代据置ゲーム機対決ではなくて、ソニーの牙城(PS3) 対 任天堂の牙城(DS)のガチンコバトルの構図になってるような気がしないでもない今日この頃。

夕刊フジBLOG:DS絶好調も「任天堂独裁は避けたい」のホンネ

PS3の発売時期は今春の予定だが、米国最大手のソフトメーカー「エレクトロニック・アーツ(EA)」の幹部が「発売は秋」と発言したため業界内外が混乱、発売元のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は火消しに追われた。ただ、「EAが根拠もなく発言するはずがない。SCEからはそろそろ公式に何らかのアナウンスがあるのでは?」と関係者は言う。

だが、「発売時期がわかっても、すぐに参入するかどうかはわからない」と前出の幹部は言葉を濁す。理由は「ゲーム業界には上場会社も多く、回収の見込みが立たない状況でソフト開発に巨額の金を投資して失敗すれば、株主代表訴訟の危険性もある」からだ。その一方で、「スーパーファミコン全盛期のときのような、任天堂の“独裁状態”は避けたい。だから、PS3にはなんとか頑張ってほしいのだが」と本音もチラリ。

なんだか微妙に立ち位置のわからん記事だなあと思いますが、それはさておきゲーム業界に詳しくないメディアの間ではすでに「DS対PS3」の構図ができあがってるんでしょうかね? ていうか、PS3って大本命のはずだったのに、いつのまに「なんとか頑張ってほしい」と言われるポジションに落ちているんでしょうか?

PS3とDSはハードの台数シェア争いという点では直接競合しませんが、世間への認知度や、ふだんゲームをしない人をどれだけ巻き込めるかという点では競合関係にあると言えるかもしれません。確かに日本国内は「据置→携帯」シフトが鮮明になっています。しかし据置も、少なくとも今しばらくは盛り上がってもらわないと困ると思います。さすがに。

とはいえ、将来展望としては、ソフトメーカー各社は「据置ゲーム機中心時代」から、新しい時代への転換を図らなければいけないでしょうね。新しい時代には、据置ゲームの存在感が低下し、携帯ゲーム機、携帯電話、PCオンラインといったマルチプラットフォームの存在感が増大するでしょう。これはおそらく不可避の未来。けれども急激にこの変化が進むと、ソフトメーカー各社が対応しきれず、莫大な機会損失、投資損失が生まれる懸念があります。

その他のPS3とDS関連の記事はこんなところかな?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ZAKZAK:ソニー復活大勝負…年末商戦へPS3本格投入
えっと・・・・いつのまに「年末商戦」になってるんでしょうか?
まあ「新春」という言葉はありますけどね。ええ。

ITmedia +D Games:やっぱり運がよかったんだ、と思う
週間アクセスランキングのトップ10の記事のうち、8つをDSが占めてます。おそろしい認知度と注目度ですね。

Wired News:ニンテンドーDS対戦サービス、利用者100万人突破
XBOX Live!が100万人突破するのは1年8ヶ月かかりましたが、DSは4ヶ月弱で突破。有料のXBOX Liveと無料のWiFi Connectionを単純比較はできませんが、最近のネット界隈の考え方は「ユーザー数はパワー」ですし、無料のサービスを体験した人が増えれば、有料のXBOX Live!もいつまでも古い体質のままではいられないでしょうね。

探偵ファイル:あなたも新型PSを体験しよう
PS関連というか・・・・。

Posted by amanoudume at 2006年03月09日 23:21 個別リンク
TrackBack URL for this entry:
http://amanoudume.s41.xrea.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/188

Listed below are links to weblogs that reference 'PS3はDSに勝てるのか!?' from 発熱地帯.
ホーム/2006-03-09
Excerpt: まーるさんかく、しかーくー、まーるさんかく、しかーくー みっつのほしがー、あ〜ったとさー、うーちゅうのはてのー まーだむこー、まーだむこー、まーだむこーぉ...
Weblog: とんかつ3号 隠れ亭
Tracked: 2006年03月09日 08:25
ゲームはエンターテインメント
Excerpt: う〜ん、発熱地帯さんでも取り上げられていますが、 確かに夕刊フジBLOGの内容は何が言いたいのか 最後までよく分からないですね。 こういうメディ...
Weblog: 異色プログラマー日誌
Tracked: 2006年03月09日 22:11
DSvsPS3?
Excerpt: PS3はDSに勝てるのか!?(発熱地帯) ゲームはエンターテインメント(異色プロ...
Weblog: FLATLINE
Tracked: 2006年03月10日 17:21

コメント

据置だ、携帯ハードだと分けて考えているのは、所詮、マニアや業界の人間であって、
一消費者に取ってみれば「ゲーム」というカテゴライズ、さらに言えば「アソビへの支出」でしかないんですよね。
そこを認識しないと、業界全体がジリ貧になっていくんじゃないかと思います。

ええ、まったくその通りだと思います。
もはやPS3、XBOX360、レボリューションの3大据置ハード 対 DS
といってもいいぐらいです。

ただ、携帯ゲームのソフト市場は元々据置ソフト市場に比べて小さく、
タイレシオも低く、「暇つぶし」ソフトの市場として認知されていました。

したがって、ゲーム業界のソフトメーカー各社は認識を改めるべき
なのですけれども、すでに走っているラインを止めるのはなかなか
難しいこともあって、そう素早くは転換できないでしょうね。

それとDSにしても、任天堂が精力的にタイトルを供給した結果、
ソフト市場がふくらんだという事であって、まだまだ据置ソフト市場は
依然として大きいです。

そこそこのタイトルがそこそこ売れるという意味では、据置のソフト
市場の方がきちんと機能しています。「猶予期間」のうちにソフト
メーカーおよび開発者の側が認識を改められるかどうか。

コメントを投稿

(コメントを投稿しても、管理人が承認するまでは表示されません。すぐに反映されない、最悪24時間以上かかる事もあります。ご了承ください。)