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このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2006年02月01日

欧米のゲーム業界でも話題になっている『脳トレ』

日本で大成功をおさめた『脳を鍛えるDSトレーニング』と『やわらかあたま塾』が北米でも展開されるようです。『脳トレ』は4月17日、『あたま塾』は5月30日。また、北米版の『脳トレ』には数独が入っているみたいです。
数独は新聞への掲載などをきっかけに、欧米で人気が盛り上がったパズル。欧米向けのアレンジとしては適切でしょうね。

一般ユーザーへの認知はこれからですが、欧米のゲーム業界では去年から話題になっています。健康のためのゲームというテーマに注目が集まりつつあり、その中で認知学習を促進するソフトとして『脳トレ』がよく話題になっているそうです。実際、ゲーム開発系ブログのLost Gardenでも、まったく新しいジャンルを切り拓いたソフトとして紹介しています。

Posted by amanoudume at 2006年02月01日 00:17 個別リンク
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コメント

日本では脳トレの方が売れていますが、北米ではあたま塾の方がウケそうな気がします。
脳トレは1人でコツコツという色が強いですが、
あたま塾は1人プレイはイマイチだけどパーティツールとして使うと抜群に面白い。
日本と北米のゲーマー事情の差がどういった形で現われてくるのか楽しみです。
両ソフトの比較以外にも、日本のようにハードを牽引するソフト足り得るのか?とか。

まったく同意見です。
北米のユーザーは、ビジュアル系の問題を好む傾向がありますし、
全体的にグラフィック偏重ですから、シンプルな『脳トレ』よりも
『あたま塾』の方が受けそうです。

例えば、北米は『メイドインワリオ』がさほど売れていない市場で、
色々な要因は指摘されていますが、やはりグラフィックの簡素さが
問題かな、と。ゲーム開発者には、しっかりゲームデザインが
評価されているのですが。

けれども、日本での実績に基づいて、プロモーションを打った
場合には、『脳トレ』重視の広報になってしまうかもしれませんね。
どうなんでしょうか。

http://www.nintendo-inside.jp/news/169/16987.html
時期は未定なものの、欧州でも展開があるようですね。
何となく、北米よりも欧州の方が売れそうな気がします。
欧州(イギリス以外の地域)のユーザーは大らかな印象があります。

北米ほど「ゲームじゃなくちゃ駄目なんだい!」という感じが無い
ような。『nintendogs』にしても、『Eye Toy』にしても、一番
売れたのは欧州ですしね。

「メイドインワリオ」売れてないんすか。
ただ、その売れてない理由はグラフィックではなく「ジョークのセンスの差」だと自分は思います。
メイドインはそのCMでもアピールしていましたが、
ミニゲームのネタに「くすっ」っとなるのがキモ。
アメリカンジョークは「くすっ」というよりも「ワハハッ」という笑い。
そのセンスの差が現われているのではないかと思うのですがどうでしょう?
ゲームとして分析するのなら、その贅肉を省いたデザインが昔気質のゲームを彷彿させるかもしれませんが、
あくまでゲームはその笑いを妨げない飾りでしかないので、そこに理由を求めるのはゲーム寄りの視点でモノを考えてしまうがゆえの罠じゃないかと。
ゲームはお飾りという流れはDSの「Touch! Generation」にもいえることで、メイドインはこのルーツともいえるんじゃないかと思います。

向こうではchildishだと思われているようですね。>センス

笑いというのは、けっこう個人差が出るものですが、BAN/さんと
ボクの間にも相当大きな開きがありますね。
メイドインワリオのジョークのセンスも、正直、購入にいたる水準には
全然達していないと思ってます。独特の雰囲気にはなってますが。

ゲームデザイン的には、ミニゲーム集から明らかに進歩していて、
どんなゲームかを瞬間的に判断する部分がすでにゲームになっている、
メタゲームですね。非常に優れたゲームデザインセンスだと思います。

昔気質だとは思いません。
むしろ逆に、アレンジ世代的な感覚で、非常に新しいですよ。
あれを「おまけ」というのは構造を見ていない意見に思います。
あるいは、それぐらい笑いのセンスがBAN/さんのツボにハマった
ということですかね。


>メイドインはこのルーツともいえる

説明書末尾のスタッフクレジットを見たところ、『メイドインワリオ』の
コンセプト(原案)と『脳トレ』のディレクターは同じ人のようです。
似たセンスを嗅ぎ取った BAN/さんは鋭いですね。
どちらも、ゲームの構造の作り方が素晴らしい。アレンジ世代的というか、
メタゲーム的なセンスは、明らかに時代の最先端にあります。
かなわない才能というものをハッキリ感じさせられたのは、ここ数年では
『脳トレ』1本ですね。

>どんなゲームかを瞬間的に判断する部分がすでにゲームになっている、
>メタゲームですね。

ああ、言われてみれば確かに。

多分、優れたゲームデザインと言うのは
「ユーザーにそれを感じさせないぐらいに自然なもの」なのかも知れませんね。

ただ、どうしても「簡素なビジュアル」が売れてない事の理由には思えないんですよね。
むしろ、実写取り込み調の画など
無駄に豪華に感じたくらいですし、
ビジュアル重視のミニゲーム集にしても売れないんじゃないかと思います。

おそらく
>「ゲームじゃなくちゃ駄目なんだい!」という感じ
が求められているのでは?と思うのですがどうでしょう?
それでいて、DSの購買層や欧州の市場では「ゲームじゃなくちゃ」という空気がそれほどなく、
こと日本においては、FF7ACに見るように「ゲームじゃなくちゃ」という事さえ無用になりつつあると。

向こうのグラフィック重視というのは根強いものがあるのと、
ちょっと日本と感覚が違う部分もあって、カラフルというか
多彩な感じ、あとプリレンダCG風なものは好きみたいですね。
『マリオパーティ』とか。豪華さや、派手さはありますよね。

一部に実写があるといっても、結局全体としてどう見えるか
というと、子供の落書きっぽい印象ですよね。
日本人は逆にそういう部分を評価してるわけですが。

プリレンダCG風にしないにしても、タッチの統一感
みたいなものがもっと出てくると、アーティスティックな
スタイルとして理解されて、もっと大らかに受け止めて
もらえるのかもしれませんが・・・・・・。


>おそらく「ゲームじゃなくちゃ駄目なんだい!」という
>感じが求められているのでは?

ええ。そうですね。そういうことも大きいです。と言いますか、
向こうのユーザーの場合、グラフィック重視=豪華さ重視
=ゲームじゃなくちゃ駄目なんだい、というのは、相関性が
あると思って見ています。

PS1バブルの頃に、ライトユーザーブームが起きる一方で
ゲーマー層の中に存在した価値観に近いと思います。
CG、ムービー、ボリューム、歯ごたえ、長時間、・・・・・・。

ただ、そっちに行きすぎると、『メイドインワリオ』ではなくなって
しまいそうな気もしますね(^^;
開発している人は大変だろうなーと思います。

それと、向こうの真のライトユーザー層は、PCでフリーの
カジュアルゲームを遊んでいたり、Windowsについている
ソリティアやマインスイーパーで満足しちゃってるんですよね。
わざわざ専用機を買うまでも無い、という感覚で。
軽いゲームを求める層に訴求した日本と、そういう層が
そもそもゲーム機でゲームしようと思っていない北米の
違いも困難の1つでしょうね。

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