Type-Moonのアニメってやつは、まったくもって、原作ファンをやきもきさせるよねえ。
やっぱり他の方々も同意見のご様子ですし。
ていうか、ぶっちゃけ、『Fate / stay night』も期待はずれに終わりそうな予感がしてきたのは俺だけですか?
『真月譚 月姫』のような致命的な作品無理解は無いものの、戦闘がショボすぎるんだよ!
文字と静止画のノベルゲームよりも、アニメの方が迫力が無いという悲しい現実!
奈須きのこという1人の才能の足元にもおよばない集団制作のアニメって・・・・。
第3話のあのゲイボルグは・・・・。
凛の魔法攻撃は・・・・。
設定が多い作品だからって、あまりに退屈な語りといい・・・・。
第1話は無難な出来だったのに! のに! のに!
そうか、藤ねえの出番が無かったからだよ。
タイガー分が足りないんだ。
露骨にスタッフに愛されまくっている藤ねえに比べて、サーヴァント諸君の微妙なことといったら・・・・。
まぁ奈須きのこ氏自ら全体構成に携わっているだけあって、黒歴史にはならないと思いますが。
第4話は藤ねえも出てくるようですし、持ち直しそうな雰囲気。
あ、結局キーは藤ねえですかorz
コメント
私は型月信者には失礼ながら、「今回もアカンやろ」と以前から思っていました。
理由として、
1)奈須きのこ作品のアクションは、一見ただの激しいアクションに見えて
実は多分にその設定の概念性に支えられている。
※極論かもしれないけど「念じた瞬間に相手が死んでる宝貝」とか、
どうやって絵で見せますか…という問題
2)同様に、作品自体や語り口自体がこれまた大量で概念性が高い。
※テキスト表示なら一瞬でも、動画&セリフじゃ無理
3)ディーンの動画クオリティー維持方法論の限界。
昨今のディーンのクオリティーの高さは、GONZOやIG、マッドとは
逆ベクトルに注力してきたことが時代の流れ的に評価されただけなの
ではないかと思います。
端的にこれを象徴するのが「マリみて」に代表される少女マンガ
原作による作品群。
このジャンルでは、客層のニーズが通常のアニメと異なり、何より
「キャラの作画に破綻がないこと」を至上視されます。
故に「キャラが崩れるくらいなら、動かさずに演出で誤魔化す」となって。
「最遊記」とか枚数少ないですよー(毒。こっちはぴえろの制作ですが。
…ぶっちゃけると方法論としてはOVAの「ロードス」と全く同じです。
この方向性、アクションバトルなビジュアルノベル原作なだけに、
客としては「原作で見られなかった、動くバトルを見たい」という部分に
期待してしまうから、単純問題として相性が悪いのですね。
「月姫」のJCの場合は監督・構成の問題&制作を一手に仕切る
M氏が趣味でノってるタイトル以外は手を抜きまくるという問題が
あったのですが、それとは別な意味で辛い。
なんというか。
TYPE−MOONの作品自体の「ビジュアルノベル」というジャンルに
特化した内容は、そもそも他のジャンルにコンバートし辛いのですが、
更にスタジオのチョイスもちょいと微妙(相性問題として)。
では他にベターな制作スタジオがあったかというと、挙げづらいのが
今のアニメ業界の辛いところでもありますが。
いっそのこと藤ねえアニメとして視聴しますか…じゃなくて。
もう最初から開き直って「hollow」的な何かを新規に作っていた方が
作品として幸せだったのではないかと個人的には思います。
投稿者: ぽんきち | 2006年01月29日 12:31
なるほど、それは知りませんでした>ディーンの動画クオリティー維持方法論
作画重視路線ですか。女性ファンは男性以上にうるさそうですね。そういう
意味では、CG向きなのかもしれませんね。『FF アドベントチルドレン』の
成功を見ていると。表情をつける手間はかかりますが、絵は崩れにくいです
からね、CGなら。
>そもそも他のジャンルにコンバートし辛い
ですねえ。
アニメ側の作品理解、演出力、動かすための動画枚数と作画能力を要する
という意味で、アニメ化しにくいですね。もっとも同じような事は、西尾維新
あたりの作家にもいえますね。語り口が特徴的な小説のアニメ化は難しいですね。
ラノベのアニメ化で満足できたのは『フルメタルパニック』ぐらい。まぁあれは、
作者が脚本書いてますし、あそこまで深く入っていたら、本の出るペースが
遅くなってしまうという別の弊害も出てくるわけですけど・・・。
投稿者: DAKINI | 2006年01月29日 12:51