という感想が一番多いんじゃないかな。ソニーの四半期決算。
思ったより健闘していたマイクロソフト(XBOXサミット)とは対照的に、思ったよりダメな決算内容です。
ストリンガー新会長が就任して早々、経営の悪化に歯止めがかからないようです。
第1四半期(05年4−6月)の決算が初めて赤字におちいるらしく、ソニーの経営再建は一段と遠のいた、との見方が強まっています。
また、メディアやアナリストのソニーを見る目がだんだん厳しくなっている気がします。この記事にしても、
「復活の足音が聞こえない」と手厳しい小見出しが並んでいます。
「テレビは全部だめ」
「PSPの停滞」
「映画・音楽・ゲームを中核事業に」
「日産よりも状況厳しい」
ブランド力の凋落も歯止めがかかりません。
日本ではソニーショック以後、ソニー批判の記事が増える下地ができ、「それがPSPの仕様だ」に代表されるPSP初期不良騒ぎによって、ブランドイメージに多大な傷を負いました。そして、ついに日本に引きずられるように、米国でもブランド力が低下を始めたようです。
「ソニー」ブランドに陰り=サムスンに抜かれる−米誌番付
ソニーが前年の20位から28位に大きく後退。液晶テレビ、携帯電話機などで米市場での躍進が著しい韓国・サムスン電子(21位から20位に上昇)に抜かれたのが目立った。
ゲーム事業も昨年12月に発売した初の携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の販売が伸び悩んでいるとみさて、XBOX360が年内に立ち上がり、ソニーはマイクロソフトという巨大資本とかつてない激しい競争を強いられます。PSPが赤字のまま、PS3も激しい価格競争におちいる。そうなれば、どうなるか? 子どもでもわかる算数でしょう。
られており、複数のアナリストが同部門の営業赤字は前年の29億円から50億円程度まで損失幅が拡大するとの見通しを示した。次世代家庭用ゲーム機「プレ
イステーション3」の研究開発費などの負担増も響く。金融、映画、音楽の各事業は採算が改善したとの見方が多かったが、合わせて連結売上高の8割以上を占
めるエレクトロニクスとゲーム事業の赤字は補えないとみられている。
「天下二分」の状況に
また一歩近づきつつあります。