最近の記事
カテゴリー
過去ログ
検索


このサイトについて
このサイトは、ゲーム開発、およびゲーム周辺の周辺技術や動向について日々考察し、毒舌的に物を書き続けることを通して、「ゲームの未来形」という大テーマに対して、何か考えを深められるといいなあ・・・・・・というサイトです。

2005年07月28日

追い詰められてきた「GTA」

「GTA」の性的描写シーンがゲーム内に故意に隠されていたのかどうか、米連邦取引委員会(FTC)が調査を開始
たようです。その前日に、FTCに調査を指示する決議案が米下院で可決していますが、なんと355対21の圧倒的多数の支持があったようです。また、79
人の議員が「故意なら厳罰に処すべし」という要求を連名でFTCに送ったとのこと。
政治が深くからんできたため、中途半端なごまかしは一切許されないでしょう。
それにしても、今後懸念されるのは、「GTA」以外のバイオレンスゲームへの批判が強まることです。バイオレンスゲームを批判することが政治的活動として
プラスになる、という前例になってしまえば、米国の政治家たちがこぞってバイオレンスゲームを槍玉にあげるようになるでしょう。
かつてないゲーム規制の嵐が吹き荒れるかもしれません。

問題の場面は改造プログラムがなければ見えないようになっていたが、ゲームの中に残っていた理由は明らかになっていない。ゲーム業界の一部には、ユーザーの改造で作品の人気が上がることを容認、期待する空気があるため、意図的に隠していた疑いが浮上している。

米のPCゲームでは、ゲームを改造するMOD文化が一般的です。開発元が改造プログラムを予想していなかった、ということはありえません。開発元のロック
スターにしてみれば、「一部の開発メンバーが勝手にやった。責任者は知らなかった」ということにしたいのでしょうが、はたしてそういう結論になるかどう
か。
参考:
    ○「GTA」炎上
    ○日米で進む「GTA」包囲網

Posted by amanoudume at 2005年07月28日 00:00 個別リンク