世界的なハリウッド低迷のためか、最近ハリウッドの問題点を指摘するニュースが増えてきた気がします。不調な時には過去に蓄積された問題が一気に噴出しや
すいのでしょうね。好調な時よりも不調な時のほうが問題点に注目が集まりやすいのも確かでしょう。
産経新聞ENAK 「早まる新作のDVD化 米映画館“死活問題」
米国で映画製作会社と映画館が対立を深めている。原因はDVD。市場の拡大を受け、新作映画がDVD化される期間がどんどん短く
なり、映画館の観客の入りにも影響を及ぼしはじめてきたからだ。人気DVDの売り上げは、映画館での大ヒットの目安である1億ドル(約100億円)の興行
収入を発売後数日で追い抜いてしまう。もともと利幅が薄い映画館側は「上映中の作品がDVDとして店頭に並ぶのは死活問題」と頭を抱えている。
また、失敗作品となると、短縮化にさらに拍車がかかる。昨年10月末に公開された人気スター、ベン・アフレック主演の「サバイ
ビング・クリスマス」は客が入らず2週間で打ち切り。失敗分をDVDで取り戻そうと、映画公開からたった2カ月後の12月22日にDVDが発売された。
ゲームにおいても、据置ゲーム市場の短期決戦化がより強く顕在化する一方で、携帯ゲーム市場ではロングランが多い傾向が現れています。電撃オンラインの集計を
見ても、発売から数ヶ月経ったDSのソフトが数多くいまだに上位50にランクインしているのがわかります。PSPでは「みんなのゴルフ ポータブル」、
PS2では「大都技研公式パチスロシミュレータ 吉宗」が粘り強いです。実売20万本を突破した「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の成功例も考え合わ
せると、対象年齢層が高い層において、ロングラン市場が形成されつつあるのかもしれません。