任天堂、「ニンテンドーDS カンファレンス! 2006.春」開催
任天堂が春商戦に向けての発表会を開催。DS Liteの実機を披露したほか、Operaと共同開発しているWEBブラウザ「ニンテンドーDSブラウザー」と「DS地上波デジタル放送 受信カード (仮)」など、新しい商品ラインナップを発表しました。PSPのように本体に標準でつくわけではないものの、タッチペンと2画面でのWebブラウザは、なかなか面白い試みでしょうね。2画面とタッチパネルは他のデバイスに対してDSのもつ圧倒的な優位性ですから、それを活かしたWebブラウザを期待したいものです。
カンファレンスでの岩田社長の講演スライドと講演テキストは任天堂の公式サイトに掲載されています。その中でもなかなか興味深いのは、任天堂が3年前から実施している「任天堂ゲームセミナー」の作品を全国のニンテンドーWi-Fiステーションで配信することです。
PCなどのゲームコンテストであれば、サイト上に作品をアップしておけば、ユーザーに自由に落としてもらったり、意見を聞くことができましたが、ゲーム機では基本的にはそういう経路がありませんでした。できたとしても、特殊な開発キットをもったユーザーでしか実行できず、ゲーム機の最大のメリットである、ゲームユーザーが多い点を活かせませんでした。
ニンテンドーWi-Fiステーションは現在、全国に800箇所設置していて、自宅にネット環境の無いユーザーでもネット対戦が遊べるスポットになっています。また、ネット経由で試遊ソフトをアップデートできるため、体験版の差し替えが頻繁にできるようになったり、試遊回数の集計が可能になったようです。1月だけで114万回の試遊が行われている他、『おいでよ どうぶつの森』のデータ配信を実施したところ、2月2日〜2月13日間だけで47万件のダウンロードがあったそうです。
もはや1つの巨大な配信網といって差し支えないでしょうね。そこを使って、まだプロになっていない人の作品が配信されるのは、非常に面白い試みですし、非プロフェッショナルのゲーム制作者に新しい可能性の1つを提示したといえそうです。
Posted by amanoudume at 2006年02月15日 22:58 個別リンク
コメント
wi-fiコネクションの独自ネットワークを上手く活用できれば、
色々な事が出来ますね。
今はダウンロードがメインですが、アップロードが可能になれば新たなクリエイティビティの発掘に繋がるかもしれません。
また、通信対戦という面でも店舗間対戦とかファミコンキャラバンをリアルタイムで、という事が可能になれば面白いですね。
ネットワークで一番面白いのは「その向こうに人を感じる事」ですから。
投稿者: BAN/ | 2006年02月16日 00:00
次はFlash Playerでも載らないかなあ。。。それとWiFi配信が繋がれば面白い事が出来そうな気がする。。。。。儲けにはならないかもしれないけど。。。
投稿者: ぶらりん | 2006年02月18日 21:15