もう永遠に出ないんじゃないか、という不吉な予想さえ微妙に漂わせていた「FF12」ですが、ついに発売日が発表されました。3月16日。まこなこさんが、というより、おそらく大多数の人が予想していたとおり、今年の年末には出ませんでしたね。3月というのは、いくらなんでも今期じゅうに出さないとヤバい、という判断があったのかもしれません。
「FF12」については、情報の露出が始まった後に不自然な延期をしたこと、松野氏が公式の場に姿を現さなくなったこと、アートディレクターの皆葉氏がミストウォーカーの作品にも参加したことから、いろいろな憶測・うわさが流れていました。
そして、ついに制作スタッフについての公式なコメントが出てきました。
ファイナルファンタジーXIIの開発プロデューサーを担当しております松野泰己は病気療養によりプロデューサー業務から離れてお
り、現在は監修という形でタッチしております。本プロジェクトは彼の構想を引き継いだ各セクションのリーダーをはじめ開発スタッフ全員が一丸となって全力
で頑張って制作を続けています。
開発においてすべてを取り仕切るクリエイターが現場を離れることは、非常に大きな混乱をまねきます。それでも作品を完成に向かわせたスタッフの方々の努力
には本当に頭が下がります。すごいですね・・・・。
いま日本ではシリーズ物が多いといわれながら、シリーズ物の売上が低下していたり、色々な要因で有名シリーズが衰退していたりします。現世代機になって開
発規模が拡大した結果、といえばそれまでかもしれませんが、やはり最後に物を言うのは、人の意思なのだなと思います。
「ドラクエ8」を遊んだときにも感じたことですが、やはり日本で「超一流」といえる開発チームは「ドラクエ」チームと「FF」チームだけなんじゃないか
な、と思います。「一流」といえる開発チーム、ソフトはいくつもありますけど、この2タイトルは輝きが違います。
シリーズ物ならどのソフトもユーザーからの期待がプレッシャーとして開発者にのしかかりますが、中でもこの2タイトルには想像を絶するプレッシャーがか
かっていることはまちがいありません。絶大なプレッシャーに応えている人たちに最高の敬意を払いたいです。「FF12」もまた、「超一流」と「ただの一
流」の違いをまざまざと感じさせる作品になると期待しています。
蛇足
ところで
あれれさんの予想は
正直ただの考えすぎでは・・・・。純粋に開発が遅れているだけのように思えるんですが。
PS3が3月に出るなら、FF12の3月発売はPS3にとっては完全にマイナスですよ。ゲーム機を発売直後に買う層は、マニアが多いです。しかしそういう
人でも、PS3の価格が高ければ、恒例になりつつある初期不良もあって、ソフトがそろうまで買い控えたり、様子見する可能性が出てきます。その状態で
FF12。様子見ユーザーを増やすだけでしょう。
Posted by amanoudume at 2005年08月02日 00:30
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